しかし、愛子さまが公務を控えられることは、積年の皇室の課題である「皇族数の減少」を、さらに深刻化させることにもつながる。そもそも女性皇族の結婚後の身分について政府が行ってきた議論は、「公務を担われる皇族数を確保すること」が目的だったはずだ。
「将来的に皇族数の減少は避けられないですから、愛子さまに多方面の公務で活躍していただくほかなく、そうでなければ、いずれ皇室は存続の危機に直面するでしょう。議論の本質を見失ったまま時が過ぎ去るのを待つつもりなのか図りかねますが、政治側は最悪の事態を迎える前に、真摯にこの問題に向き合うべきです」(皇室ジャーナリスト)
方々の思惑に振り回されることになるのは、ほかでもない愛子さまである。
※女性セブン2024年8月8・15日号