芸能

《1話と2話の合計見逃し配信400万再生突破》『南くんが恋人!?』は大人もハマるキュンドラマ その理由を山田美保子さんが解説

1話と2話の合計見逃し配信が400万再生を突破した『南くんが恋人!?』

1話と2話の合計見逃し配信が400万再生を突破した『南くんが恋人!?』

 1987年に刊行された内田春菊氏の人気漫画『南くんの恋人』(青林工藝舎刊)は、1990年からこれまで4度にわたってドラマ化され、2024年7月期、男女逆転版の『南くんが恋人!?』(テレビ朝日系)として復活。大人も楽しめる内容になっていると評判だ。その理由について放送作家でコラムニストの山田美保子さんが解説する。

 * * * 

『TBSスター育成プロジェクト 私が女優になる日』で約9000人の中から1位に選ばれて芸能界入りし、“『VIVANT』(TBS系)女優”として知名度を上げた飯沼愛が主演。相手役は『ViVi』 の「国宝級イケメンランキング」NOW部門に2023年下半期と2024年上半期で連覇し、殿堂入りしたFANTASTICSの八木勇征という7月期を代表する“夏の胸キュンドラマ”が『南くんが恋人!?』(テレビ朝日系)である。

加賀まりこ、木村佳乃、沢村一樹…脇を固める俳優たちは豪華

 だが、「確かに構えは“キュンドラマ”なのですが、ファミリーでも見られる“ホームラブコメディ”という形で売っています」とは同局関係者だ。

 タイトルを聞けば、TBS系、フジテレビ系、テレビ朝日系で放送され、ヒロインの「ちよみ」を石田ひかり、高橋由美子、深田恭子、山本舞香らが、「南くん」を武田真治、二宮和也、中川大志らが演じた『南くんの恋人』を思い浮かべる視聴者は多いだろう。今回は、『南くんが~』という【男女逆転バージョン】。
”ホームラブコメディ“から想定される視聴者層には、テレビ朝日の火曜9時枠のメインであるF3層やF4層(50歳以上の女性)も加わっている。。(以下、ネタバレあり)

 第1話でも語られていたが、飯沼演じる「ちよみ」の家族関係はかなり複雑。かつて「南くん」を演じた武田真治は、母(木村佳乃)の再婚相手なので、ちよみにとっては義理の父。木村が務める美容室『ガーベラ』の隣で焼き鳥店『信真』を営んでいる。天才子役として知られる番家天嵩は武田の“連れ子”で、ちよみの義理の弟にあたる。

 祖母役で『ガーベラ』の“大先生”は加賀まりこ。木村の元夫役で、ちよみの実父役は、『帰れマンデー見っけ隊!!』、『10万円でできるかな』『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』など同局のバラエティ番組でもおなじみなサンドウィッチマンの富澤たけしだ。

 一方、南くん=八木の父親役は、連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)で「ライアン」こと久藤頼安を好演したことが記憶に新しい沢村一樹で、他界した母親役は『あまちゃん』(同)でユイ(橋本愛)の母親役が印象的だった八木亜希子。

 他にも、ちよみが通う高校のバスケ部コーチ役に光石研、『ガーベラ』や『信真』の常連で、近所で手芸店を営むのは室井滋という、特にテレ朝のドラマには欠かせない名優らが多数出演しているのも、前述のF3、F4を意識したキャスティングと言えるだろう。

関連記事

トピックス

田中圭と15歳年下の永野芽郁が“手つなぎ&お泊まり”報道がSNSで大きな話題に
《不倫報道・2人の距離感》永野芽郁、田中圭は「寝癖がヒドい」…語っていた意味深長な“毎朝のやりとり” 初共演時の親密さに再び注目集まる
NEWSポストセブン
春の園遊会に参加された天皇皇后両陛下(2025年4月、東京・港区。撮影/JMPA)
《春の園遊会ファッション》皇后雅子さま、選択率高めのイエロー系の着物をワントーンで着こなし落ち着いた雰囲気に 
NEWSポストセブン
現在はアメリカで生活する元皇族の小室眞子さん(時事通信フォト)
《ゆったりすぎコートで話題》小室眞子さんに「マタニティコーデ?」との声 アメリカでの出産事情と“かかるお金”、そして“産後ケア”は…
NEWSポストセブン
週刊ポストに初登場した古畑奈和
【インタビュー】朝ドラ女優・古畑奈和が魅せた“大人すぎるグラビア”の舞台裏「きゅうりは生でいっちゃいます」
NEWSポストセブン
逮捕された元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告(過去の公式サイトより)
「同僚に薬物混入」で逮捕・起訴された琉球放送の元女性アナウンサー、公式ブログで綴っていた“ポエム”の内容
週刊ポスト
まさに土俵際(写真/JMPA)
「退職報道」の裏で元・白鵬を悩ませる資金繰り難 タニマチは離れ、日本橋の一等地150坪も塩漬け状態で「固定資産税と金利を払い続けることに」
週刊ポスト
2022年、公安部時代の増田美希子氏。(共同)
「警察庁で目を惹く華やかな “えんじ色ワンピ”で執務」増田美希子警視長(47)の知人らが証言する“本当の評判”と“高校時代ハイスペの萌芽”《福井県警本部長に内定》
NEWSポストセブン
ショーンK氏
《信頼関係があったメディアにも全部手のひらを返されて》ショーンKとの一問一答「もっとメディアに出たいと思ったことは一度もない」「僕はサンドバック状態ですから」
NEWSポストセブン
悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン