2023年11月、福岡県宗像市で当時12歳の女の子に性的暴行をして、不同意性交の疑いで逮捕されていた八並孝徳(20)被告。男は福岡地裁で行われた裁判で、自身が職を失ったことで自暴自棄になり、人を傷つけたいと思うようになったと話した。7月19日、男は懲役6年6か月の判決を言い渡された。【前後編の後編】
5月31日に行われた裁判の被告人質問、男は事実確認の質問に応じていた。そのなかで検察官は、男が主張する“自暴自棄”について追及した。
──「傷つけたい」というために必要なことでしたか。やりたいことやっただけじゃないんですか。
「それはないです」
──やりたくもないのにやったということ?
「そうですね」
──本当はしたくなかったけどやったんですか。やりたかったんじゃないんですか。
「そうならあそこまで小さい子にやりません。そういう趣味はないから、だとしたら大学生とかを襲っていたと思います」