7月20日、神戸市北区のゴルフ場のトイレに生後間もない赤ちゃんの遺体を放置したとして、死体遺棄の容疑で大阪府平野区に住む建原優香容疑者(28)が逮捕された。18日の16時20分ごろ、神戸市内にある『ダンロップゴルフコース』の女子トイレ内で出産し、そのままビニール袋に入れて遺棄した疑いがもたれている。全国紙社会部記者が解説する。
「捜査関係者によると19日の15時ごろ、施設でパートとして働く女性清掃員が遺体を発見し、その後に支配人の男性が110通報したことで事件が発覚しました。
通報を受けて警察が防犯カメラ映像の確認などを行ったところ、容疑者が関与している疑いが強まり、任意同行を求めた。容疑者は『間違いありません』と容疑を認めており、捜査関係者は男の子の死因や動機の解明を急いでいる」
さらに30日、警察は殺人容疑の疑いで容疑者を再逮捕。出産後に必要な措置を講じず、殺意を持って便器に放置した疑いが持たれている。調べに対して「赤ちゃんをほったらかしにして結果的に死なせてしまったことは間違いありませんが、殺意はありませんでした」などと供述しているという。
通報をした「ダンロップゴルフコース」の支配人である平川義和さんは言う。
「犯行があったという当日は異変に気づかず、翌日に清掃員が掃除している時にポリ袋のようなものを見つけ、『これはただのゴミではない』と思い警察に連絡をしました。
容疑者が付き添いで来ていたのかは分かりませんが、その日は『関西ジュニアゴルフ選手権』という中学生ゴルフの予選があり中学生とその親御さんで会場はいっぱいでした。警察の方も詳しいことは何も教えてくれないですし、本当になんでこんなことになってしまったのか……。私たちの方が知りたいくらいですよ」