パリ五輪の陸上女子5000メートル代表である山本有真選手(24才、積水化学)。8月2日未明(日本時間)に行なわれた予選では300mで集団から一気に飛び出し“大逃げ”を図ったが、3300m付近で逆転され惜しくも予選敗退に終わった。そんな本人は前日の8月1日、〈オリピックで見つけためちゃ美人な人選手権〉として自身を取り上げたX(旧Twitter)のポストに〈わたし、、?笑〉と反応し、〈ご本人様降臨〉と話題になっていた。
かねてより山本選手は、Instagramに自身の写真を投稿すると、〈えっと、女優さんですか?〉や〈女優さんのインスタかと思った〉とコメントがつくなど、容姿も含めて注目を集めてきた。しかし、華やかなイメージに反して、そのアスリート人生は決して順風満帆なものではない。
山本選手は中学時代に陸上競技を始めて、光ヶ丘女子高校時代は、2年生、3年生と続けて全国高校駅伝のメンバーに選出された。その後、大学女子駅伝の名門である名城大学から声がかかり進学。1年生ながら全日本大学女子駅伝と富士山女子駅伝に出走し、区間賞まで受賞した。
輝かしい成績を積み上げる一方で、大学時代の山本選手は悩みを深めていたという。
「2年生のときにコロナ禍と足の故障が重なり、自分の人生についていろいろ考えたようです。それでも駅伝には出て優勝に貢献したものの、『普通の大学生活を送りたい。私は遊びたいです』と一度は駅伝部を去ったといいます。しかし、数か月で復帰。練習に人一倍励み、ブランクを乗り越えて今に至ります」(スポーツ雑誌記者)