自分の人生をかけてプロレスラーとして生きたい
──どのような理由でジョージ選手はプロレスラーになったのですか?
「プロレスラーになりたいと思ったのは、プロレスラーが醸し出すキャラクター、動きなどすべてに魅了されたからです。それだけプロレスラーはカッコいい存在です。
多くのレスラーに私は影響を受けましたが、特に尊敬する存在はエディー・ゲレロです。彼のパフォーマンスとエンタメ性は本当に驚くべきもの。ケビン・ナッシュとハルク・ホーガンにも憧れを抱いています。
たまたまプロレスのビデオテープを見て以来、私はプロレスをやりたいと思いましたし、自分の人生をかけてプロレスラーとして生きたいと思っています。私の夢の一つは、シリアのアレッポで初のプロレス興行を開催することです」
──いまジョージ選手は日本にいますが、日本での生活は快適ですか? 九州プロレスでどのようなことを学んでいますか?
「日本はすごく快適でいいですね、実に楽しく過ごしています。この国は本当に美しい。人々はナイスだし、礼儀正しいし、他人に対して敬意を持っている。そんな国にいる私は楽しい日々を送っていますし、食べ物もおいしい。今、私は九州プロレスで様々なことを学んでいます。ドイツに戻った時、私は日本での経験をもとに、進化したプロレスラーになっていると確信しています」
──これからジョージ選手はどのようにプロレスラーとしてステップアップしていくのでしょうか。ヨーロッパでデビューし、続いて日本に来ました。次なるプランを教えてください。
「私は常に忙しくありたい。次に行く国でも一週間に1回か2回はプロレスをしたいですね。次のプランとしては、カナダかアメリカに行きたいです」
──ジョージ選手のプロレスラーとしての強さはどこにありますか?
「私は常に他のレスラーとは違うレスラーでありたいと思っています。だからこそ、私のレスリングスタイルは珍しいのではないでしょうか。
──195cm、105kg。ジの長身とパワーを持つ選手は、なかなかいないですよね。
「私はとにかくパワーを駆使したレスリングをしたい。だからこそ私は九州プロレスというユニークな団体で様々なことを学び、そしてこの団体の試合を見てほしいと思っています」
取材・文/中川淳一郎
写真提供/九州プロレス