カウンターの向こう側に立つX刑事。手前は内田被告

カウンターの向こう側に立つX刑事。手前は内田被告

未成年の少女を口説く刑事も…

 岸本氏は1枚の写真を出す。

「Xがカウンターに立っていますね。背中を向けている女が内田被告です。奥には、内田被告の友人で未成年の女性がいる。仲よさそうに飲んでいるでしょ。(今となっては)殺人犯と警察官ですよ。2人は他の客が飲み続けている中、繁華街にいなくなったという証言もあります。しかし、旭川中央署の警察官で素行が良くないのはXだけではないんです」

 岸本氏が続ける。

「内田被告の友人だった未成年の少女を刑事二課のYと刑事一課のZが口説いているんです。もちろん未成年と分かっていた。警察官が未成年を口説いていいんですかね。どちらも冗談ではなく、本気で口説いていたというんだから開いた口がふさがりませんよ」

 他の署員も含め“飲み方”についても問題視する。

「飲み方がとにかく汚くてお店に迷惑をかけています。上半身裸になってお店のカウンターのなかに勝手に入る警察官がいれば、飲み放題に入っていないビールとワインを飲んだりもしています。ワインは栓を開けてラッパ飲みしていたそうです。

 同じ日かは分かりませんが、ビールサーバーの栓を開けっぱなして、床をびしょびしょにしたりもしていますし、厨房で勝手にうどんをゆで始めたりと、やりたい放題です」

 普段ハメを外せない警察官が、たまっていたストレスを発散する場所だったのか。近隣店舗にも旭川中央署の警察官の“悪行”は知れ渡っていた。旭川市の繁華街「サンロク街」の関係者が話す。

「数ヶ月前のことなのですが、ある店の店主が飲酒運転をして客を連れてきたんです。そのとき客として警察官も居合わせていた。しかし、警察官はそれを黙認していた。飲酒運転って犯罪で、取り締まるのが警察の仕事ですよね?」

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