こんがりと日に焼けた素肌が、この夏、彼がチームメートと練習を重ねてきたことを感じさせる。「キタガワ電気」店長の日置将士さん(43才)だ。
千葉県印旛郡で電気店を営む日置さんを一躍有名にしたのが、スポーツ・エンターテインメント番組『SASUKE』(TBS系)だった。
毎回100人の参加者が、さまざまな障害物があるファースト、セカンド、サード、ファイナルの4つのステージのクリアをめざす同番組。日置さんのこれまでの出場回数は16回にものぼる。
8月21日には、日本、アメリカ、ドイツ、フランス、オーストラリアの世界5か国から35人の精鋭が集う『SASUKEワールドカップ2024』が放送される予定だ。普段の『SASUKE』は個人戦だが、ワールドカップは男性4人、女性1人の5人1チームで挑む史上初の団体戦。“最強の電気屋”と呼ばれる日置さんは「JAPAN Blue」として日の丸を背負うことになった。日置さんが語る。
「通常のSASUKEでは収録前に練習しすぎてしまい、体を痛めるか痛めないかのハードな練習をしてしまうのですが、今回は団体戦。絶対にけがは許されないので、いつもよりも丁寧に、無理しすぎないように練習しました。去年くらいから理学療法士のかた数人が“チーム日置”を作ってくださり、体のさまざまな部位に対してアドバイスをくださるので、彼らを頼りにしていますね」
日置さんといえばSASUKE会場での、“家族総出”の応援が毎回話題に。
今回のワールドカップにも妻の真弓さんと3人の子供たちが駆けつけた。
ここまで出場回数を重ね、日本代表にも選ばれたことで、真弓さんも彼が自宅前に作った本物のSASUKEさながらの練習場について寛容にならざるをえないという。
「妻と最初に約束したエリアからはだいぶはみ出ましたけどね。以前は、ちょっとずつ広げていって、怒られるか怒られないかのせめぎ合いでした。でもいまは、息子もSASUKEに出たいという夢を持っていて、2人の夢の詰まった練習場になっているので大丈夫かな。息子にいつか抜かれてしまうのではないかという恐怖もありますが(笑い)」
今回、そんな日置さんと同じチームを結成するのが、Snow Manのリーダー・岩本照(31才)だ。