ライフ

ネット番組に出演したオバ記者、20年来の知り合いが「また太りました?ワラ」とSNSに投稿し激怒「はい、ブロック!」

20年来の友人からとんでもないコメントが…

20年来の友人からとんでもないコメントが…(写真はイメージ)

 社会問題化しているSNSの誹謗中傷。知らない人からの投稿だけでなく、20年来のつきあいのある人からの酷い言葉に悩まされている人もいる。『女性セブン』の名物ライター“オバ記者”こと野原広子が綴る。

 * * *
 こんなに腹が立ったのはいつ以来かしら!?

 何がって、私が投稿したSNSに、「また太りました?ワラ」と書き込みをされたのよ。知らない人からなら何と言われてもかまわないけど、相手は20年来のつきあいの50代半ばの男性Oさんで、会えばすこぶる気のいい人だ。

 だけど、“ネット人格”は別ってこと? SNSでのOさんは「太ったよね?」って、そればっか。今回は「太りました?」と言葉遣いが丁寧なだけ、よけいに毒っぽい気がする。

 で、そうした書き込みが一体いつからかと思い出したら、2年前、私がNHKの『あさイチ』に出演してからなんだよね。それ以来、テレビや雑誌に私の姿が出ると必ずよ。最初に不快な気持ちを伝えておけばよかったのかもだけど、ギリ笑って済ませられなくもないからスルーした。それがアダになったんだわね。

 読者の皆さんがご存じかどうか、私は先日、インターネットテレビABEMAの『アベマプライム』という番組に出演したのね。初めての討論番組で、テーマは「アンチ貯金」。私は「貯金ゼロ主義者」として出演したんだけど、隣に座っているのは4回転ジャンプの元フィギュアスケーター・安藤美姫さん。正気のふりをするだけでいっぱいいっぱいよ。と、そのことを翌日SNSに投稿したら、さっそくOさんからズドン! 人の悪意は素朴でむき出しなほど深いところに入るんだね。

 そりゃあさ、私自身、写真から目を逸らしたくなるくらいのデブよ。いや、デブじゃない。「太っちょ」と言った方がピッタリだと思う。対してOさんは、出会った頃と変わらぬスマートな体形を維持している。でもだからと言って、みんなが見るコメント欄で私の体形をあげつらってもいい? 中年期を過ぎて知人と久しぶりに会ったら、見た目のことは言いっこなしという暗黙のルールがない?

「わぁ、久しぶりぃ〜。やだぁ。元気そうじゃない」「何言ってんのよ。A子こそ、ぜんぜん変わんないね〜」とエールの交換をしてからよもやま話をする。これを友情と言わずに何と言うかだよ。女同士に限らない。男友達もそう。いや、実は定年後は男の方が劣化が激しいから、よけいに気遣いが必要よ。

「あら、白髪! 毛染めするなら○○がいいよ」だの、「肌の手入れなら××が最高よ」なんてアドバイスをしていいのもアラフォーまでで、それを超えたらよけいなお世話よ。私もそうだけど、同世代に会うときは少しでも若く元気に見えるように何度も洋服を脱ぎ着して、化粧は濃くならないように、でも修正できるところは鏡とにらめっこして修正しているに違いないの。

 それだけじゃない。

関連キーワード

関連記事

トピックス

ミスタープロ野球として、日本中から愛された長嶋茂雄さんが6月3日、89才で亡くなった
長島三奈さん、自身の誕生日に父・長嶋茂雄さんが死去 どんな思いで偉大すぎる父を長年サポートし続けてきたのか
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
金髪美女インフルエンサー(26)が “性的暴力を助長する”と批判殺到の「ふれあい動物園」企画直前にアカウント停止《1000人以上の男性と関係を持つ企画で話題に》
NEWSポストセブン
逮捕された波多野佑哉容疑者(共同通信)。現場になったラブホテル
《名古屋・美人局殺人》「事件現場の“女子大エリア”は治安が悪い」金髪ロングヘアの容疑者女性(19)が被害男性(32)に密着し…事件30分前に見せていた“親密そうな様子”
NEWSポストセブン
マッチングアプリぼったくり。押収されたトランプやメニュー表など。2025年5月15日、東京都渋谷区(時事通信フォト)
《あまりに悪質》障害者向けマッチングアプリを悪用した組織的ぼったくりの手口、女性がターゲットをお店に誘い出し…高齢者を狙い撃ちする風俗業者も
NEWSポストセブン
ブラジル公式訪問中の佳子さま(時事通信フォト)
《佳子さまの寝顔がSNSで拡散》「本当に美しくて、まるで人形みたい」の声も 識者が解説する佳子さま“現地フィーバー”のワケ
NEWSポストセブン
天皇皇后両陛下の「慰霊の旅」に同行された愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、皇室とご自身の将来との間で板挟み「皇室と距離ができればこうした仕打ちがある」という前例になった眞子さんの結婚 将来の選択肢を“せばめようとする外圧”も 
女性セブン
“じゃないほう”だった男の挑戦はまだまだ続く
「いつか紅白で『白い雲のように』を歌いたい」元猿岩石・森脇和成が語る有吉弘行との「最近の関係性」
NEWSポストセブン
白鵬の活動を支えるスポンサー企業は多いと思われたが…
白鵬「世界相撲グランドスラム」構想でトヨタ以外の巨大スポンサー離反の危機か? “白鵬杯”スポンサー筆頭格SANKYOは「会見報道を見て知った。寝耳に水です」
週刊ポスト
6月13日、航空会社『エア・インディア』の旅客機が墜落し乗客1名を除いた241名が死亡した(時事通信フォト/Xより)
《エア・インディア墜落事故》「ボタンが反応しない」「エアコンが起動しない」…“機内映像”で捉えられていた“異変”【乗客1名除く241名死亡】
NEWSポストセブン
ロスで暴動が広がっている(FreedomNews.TvのYouTubeより)
《大谷翔平の壁画前でデモ隊が暴徒化》 “危険すぎる通院”で危ぶまれる「真美子さんと娘の健康」、父の日を前に夫婦が迎えた「LAでの受難」
NEWSポストセブン
来来亭・浜松幸店の店主が異物混入の詳細を明かした(右は来来亭公式Xより)
《“ウジ虫混入ラーメン”が物議の来来亭》店主が明かした“当日の対応”「店舗内の目視では、虫は確認できなかった」「すぐにラーメンと餃子を作り直して」
NEWSポストセブン
金スマ放送終了に伴いひとり農業生活も引退へ(常陸大宮市のX、TBS公式サイトより)
《金スマ『ひとり農業』ロケ地が耕作放棄地に…》名物ディレクター・ヘルムート氏が畑の所有者に「農地はお返しします」
NEWSポストセブン