現代の国際的なスパイ工作は、日本の皇室にも及んでいた。皇族と親密な関係を築く要人がハニートラップ疑惑に直面していた。19日発売の『女性セブン』で国際ジャーナリストの山田敏弘氏がレポートしている。
イギリス人男性・A氏は、英王室から大英帝国勲章(OBE)を授与されたほどの要人で、経済分野を中心に日本への造詣が深い。実は、宮内庁関係者の間では日本の皇室とも深い結びつきを持っている数少ない外国人のひとりとしても知られている。A氏にある重大な疑惑が浮上している。公安関係者が声を潜めて話す。
「皇室に非常に近いA氏の周囲で、人知れずスパイが暗躍する諜報活動の攻防が繰り広げられてきたようなのです」
日本で長く生活した経験のあるA氏は名門ケンブリッジ大学の日本語学科を首席で卒業後、金融業界に身を置き、主に日本の株式市場などを担当していた。その後、外交官となり、イギリス政府の公的な国際機関の駐日代表を務めた。イギリスに帰国してからも、現在も日英文化の懸け橋となることを目的とした組織の要職にあり、ロンドンにある在英国日本国大使館のパーティーにも頻繁に招待される、日英関係のキーマンと言ってもいい存在だ。
A氏は秋篠宮家が英語でスピーチしたり外国訪問時に英語でコメントを出したりする際に添削する「ネイティブチェッカー」の役割も担ってきた。
「伝統的に皇族方の英語添削は、イギリスの政府機関で日本に駐在した経験のある方が担うことが多かったようです。なかでも、秋篠宮さまと紀子さまは在任中のAさんの仕事ぶりをとても気に入り、イギリスに帰国した後もAさんがネイティブチェッカーの仕事を継続して担当することになったのです」(駐日英国大使館関係者)
A氏と皇室の交流は15年を超えるという。皇族方の中でも特に親密だったのが、秋篠宮家である。A氏はイギリス帰国後も日本訪問時には秋篠宮ご一家と一緒に時間を過ごし、小室眞子さんや佳子さま、悠仁さまとも一緒に会話を楽しむことがあった。時には紀子さまとAさんの夫人を交えてプチフールを食べながらお茶をして歓談されるなど、家族ぐるみの関係だった。そんな関係から、A氏は皇族方の訪英時の日程なども事前に詳細を知る立場にあった。
皇族方からの信頼も厚く、イギリスでも国際親善の要職を務め、日本に独自のパイプを持つA氏だが、プライベートでは”ある危機”にさらされていた。
A氏は妻子ある身でありながら、悠仁さまの進学先の有力候補である東京大学の大学院生だった若い中国人女性・Bさんとの不倫にのめり込んだ。ただし、この美女には、普通の留学生とは違うさまざまな疑念がつきまとう。
「彼女は女優だと言われてもおかしくない美貌の持ち主です。また、これまで見たことがないほど優秀な学生でした。飛び抜けて知的でありながら学歴を鼻にかけず、人当たりがよくて友人も多かった。少し訛りのある日本語や英語が魅力的な雰囲気さえ醸し出していましたね。
在学中には、東大の中国人留学生のまとめ役といった立場で、100人近い中国人を招いたパーティーの司会も務めていました」(東大関係者)