自民党の「コバホーク」小林鷹之氏(49)が8月19日に記者会見を開き、岸田文雄首相(67)の後任を決める党総裁選への出馬を正式に表明した。「自民党は生まれ変われることを証明したい」として、「この総裁選で、“脱派閥選挙”を徹底する。旧派閥への支援は一切求めない」と宣言した。立候補のため必要な推薦人20人はすでに確保している。
小林氏は1974年11月、サラリーマン家庭の長男として千葉県に生まれた。“男子御三家”と名高い開成中学校・高等学校から東京大学に進み、同大法学部を卒業後、財務省(当時は大蔵省)に入省。ハーバード大学の大学院であるケネディ・スクールに留学した経験もある。
政治家としては、2010年に財務省を退職した後、2012年12月に衆議院総選挙で初当選。当選回数4回で、2021年11月には第1次岸田内閣で経済安全保障担当大臣として入閣した。千葉2区選出の小林氏の地元、八千代市の住民が明かす。
「地盤がないところからの立候補だったので、初出馬のとき、地元でこつこつ挨拶まわりをしていた姿に好感を持ちました。今でも地元のお店やお祭りなどにまめに顔を出してくれて、とても人当たりの良い方です。高身長で容姿も整っていて、おまけにスポーツマンですから、商工会のおばさま方には、『たかゆき』と呼ばれて可愛がられています。奥さんもきれいな方で、小林さんに負けず劣らずの“ハイスペ”だと聞いています」
「美人妻」の華々しいキャリア
小林氏の妻は弁護士で、アメリカに留学後、任期付公務員として外務省で働いたこともあるという夫に負けず華々しい経歴の持ち主だ。現在も都内の法律事務所に勤務している。政治記者が明かす。
「小林さんの奥様は、弁護士の木田秋津さんです。ニューヨーク大学やハーバード大学のロースクールで学び、日本だけでなく、米国ニューヨーク州でも弁護士登録されています。外務省では国際法局に配属され、人権条約を担当していたと聞きます。子どもの権利、特に虐待問題への関心が強く、その知見には小林さんも助けられているようです。母の日などには、日々の感謝を込めて、娘さんと一緒に奥様に花をプレゼントしています」