兵庫県議会の「百条委員会」によって調査が進められている、同県・斎藤元彦知事(46)のパワハラ疑惑などをめぐる問題。8月23日に行われた証人尋問では、内部告発者が公益通報窓口に相談したことを受けて、公益通報の調査結果を待たずに告発した男性職員に停職処分を下していたことがわかった。
また7月31日から実施されていた県職員にむけたアンケートの中間報告も公表され、回答者の約4割が知事のパワハラなどを見聞きしたと回答。
具体的なエピソードとともに、さまざまな斎藤知事の疑惑が明らかになっている。なかでも目立つのは知事の“悪癖”だ。8人の職員らがこのように意見を寄せている。
〈質問に答えられなかったら舌打ちをされた、お前じゃ話にならん上の者を呼べ、など〉
〈雨が降り出したとき、知事が濡れないように傘を差し出すのが遅いと舌打ちされたと聞いた〉
〈2023年8月2日香川県連携会議前のフィールドパビリオン体験時に、〇〇が遠い所におり、知事が持っていた荷物を一般職員が預かる際に、荷物をお預かりしますと言ったところ、無視され、もう一度伝えると舌打ちをされ、周りの職員が〇〇を呼んで秘書に預けていた〉
〈昨年7月24日の定例会見の項目レクの際、はばタンPAY+の資料を添付したが、それを見た知事から舌打ちの音と大きなため息があった(略)〉