《欽ちゃんは僕にとってすごく大きな存在です。大好きです》──親子ほど年齢が離れているが、親友のようであり、師弟関係でもある萩本欽一(83才)を、香取慎吾(47才)はそう表現する。
8月31日に放送される『24時間テレビ47』(日本テレビ系)のスペシャルドラマ『欽ちゃんのスミちゃん 〜萩本欽一を愛した女性〜』のキャストが発表され、マネジャー役で出演する香取が番組のホームページにコメントを寄せた。
ドラマで描かれるのは“視聴率100%男”と呼ばれた希代のコメディアン・萩本と、彼を陰で支え続けた妻・澄子さんの知られざる“夫婦の秘話”。萩本を伊藤淳史(40才)、澄子さんを波瑠(33才)が演じることはすでに告知されていたが、香取のキャスティングは放送1週間前まで伏せられていた。
「2016年末にSMAPが解散して以来、香取さんがキー局のドラマに出演する機会は激減していましたが、昨年、ジャニーズ事務所が解体して以降、立て続けに各局で“復活ドラマ”が制作されています。今回のキャスティングには香取さんとは30年来のつきあいで、独立後も応援し続けてきた萩本さんも大変喜んでいるといいます」(芸能リポーター)
2人の初共演は1994年の『よ!大将みっけ』(フジテレビ系)。愛嬌のある人柄を気に入った萩本は、当時17才だった香取を熱心に指導し、バラエティーの基本や番組の組み立て方などを徹底的に叩き込んだ。
「番組が終わっても、香取さんは萩本さんの著書を持ち歩き、熱心に勉強したそうです。特に“考えるな。突き進め”という萩本さんの言葉は、香取さんの心に深く刻み込まれているのだとか。後に、自分が親しみやすいキャラクターになれたのは萩本さんの教えのおかげだと振り返っています」(前出・芸能リポーター)
師弟の絆がいっそう強固なものとなったのは、2002年から『全日本仮装大賞』(日本テレビ系)で2人がともに司会を務めるようになってからだった。
「2001年に還暦を迎えたのを機に『仮装大賞』から身を引こうとした萩本さんが、後継者に指名したのが香取さんでした。プロデューサーに『おれを降ろして、慎吾にしてくれないか』と言ったそうですが、慣れるまではとコンビを組んでからすでに20年以上が経ちます」(芸能関係者)