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アラン・ドロンさん、“最後の女性”日本人パートナーは葬儀に参列出来ず 300億円遺産を巡り3人の子供と骨肉の争い、泥沼の訴訟合戦で亀裂は決定的

ABACA/共同

“最後の女性”日本人パートナーは葬儀に参列出来ず(写真/ABACA/共同)

 フランス中部にある人口1000人ほどの町ドゥシー。その小さな町で最も有名な大豪邸が深い悲しみに包まれた。8月18日に亡くなった名優アラン・ドロンさん(享年88)の葬儀が、24日、彼の自宅敷地内で執り行われた。

 アランさんといえば20世紀フランスを代表する俳優だ。『太陽がいっぱい』や『サムライ』など数多くの世界的名作に出演し、端正な顔立ちと確かな演技力で世界中のファンの心を鷲掴みにした。恵まれた美貌で映画界を渡り歩いたアランさんには若い頃から艶聞が流れた。女優ナタリー・ドロンさん(享年79)との間に長男が生まれるもほどなくして離婚。その後、事実婚関係にあったモデルのロザリーさんとの間に長女と次男をもうけるが、やはりのちに関係を解消している。

 そんな彼が「人生最後の女性」に選んだのが、ヒロミ・ロランさん(67才)という日本人女性だった。ふたりは1989年に、ある作品の主演俳優と助監督という立場で出会う。アランさんはヒロミさんを熱心に口説き、次第に逢瀬を重ねるようになる。

「このとき、アランさんは54才、ヒロミさんも33才で、まだまだ現役世代。一気に恋の炎が燃え上がった。ただ、アランさんにはロザリーがいて、ヒロミさんにも夫がいたんです。いわゆる“W不倫状態”をしばらく続けた後、ふたりは結ばれました。正式な結婚ではなく事実婚でしたが、ヒロミさんは2006年に映画の仕事をやめてドゥシーの豪邸に移り住みました」(芸能関係者)

 東京ドーム25個分ともいわれる自宅の敷地内には、森や池もあり、ふたりは飼っている犬や猫と一緒にその景色を眺めて暮らしていたという。その幸せな時間は突如終わりを告げた。2019年6月にアランさんが脳卒中で倒れたのだ。これを機に、3人の子供たちとヒロミさんの“骨肉の争い”が始まった。

「入院の翌月に、3人の子供たちがヒロミさんに黙ってアランさんを勝手に転院させたのです。ヒロミさんが面会に訪れても拒絶。この頃、子供たちは300億円ともいわれるアランさんの莫大な遺産の相続を巡り、ヒロミさんの存在を疎ましく思っていた。彼女が正式に妻となれば、子供たちの取り分が激減するわけですからね。彼らはヒロミさんを“侍女”と呼び、パートナーとしてすら認めていなかった」(在仏ジャーナリスト)

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