安倍氏が返り咲いた2012年の総裁選では、妻たちの激しい戦いが展開された。昭恵夫人は夫の地元で出陣式を仕切り、石破茂氏の夫人・佳子さんは応援演説動画をアップ。2018年の総裁選では佳子さん自ら街頭演説に立った。
IOC総会で流暢なフランス語を披露し“おもてなし”で注目された滝川は強力な戦力となりうるが、進次郎氏は周囲に「政治家の妻だからと言って選挙を手伝わせることはない」と語っているという。
「進次郎氏の地元・横須賀で滝川さんを見た人は皆無。彼女にとっては子供が最優先で、次が動物、進次郎氏のことは後回しにしているのが実情でしょう」(地元関係者)
もっとも、ファーストレディーとなれば、外遊や被災地の慰問、文化事業の視察や晩餐会の随伴など、果たさなければならない務めが山のようにある。
昭恵さんは「家庭内野党」を標ぼうし、公の場でも平然と夫の政策を批判したが、滝川はどこまで“滝クリ流”を貫くことができるだろうか。
(了。前編から読む)
※女性セブン2024年9月12日号