ライフ

日本酒をアイスクリームに練り込んだ『SAKEICE』 アルコール度数は約4%、“大人な味わい”に仕上げる

『SAKEICE Variety Box』3980円

『SAKEICE Variety Box』3980円

 食品冷凍技術のコンサルティング事業などを展開する「えだまめ」は、日本酒をアイスクリームに練り込んだ「SAKEICE」を2000年に発売した。

 従来の酒粕入りのタイプや1%未満という微量のアルコール度数のものとは異なり、原材料の約4分の1に日本酒を使用。約4%という高アルコール度数の“大人な味わい”に仕上げた。

「弊社の冷凍技術を生かして、世の中にないものを生み出したいという思いから、日本酒とアイスクリームを組み合わせた本商品の開発を2019年にスタートしました」(代表取締役の成田博之さん・以下同)

 作り方はシンプルだ。牛乳や砂糖、生クリームなどアイスクリームの原材料をベースに、日本酒を投入する。しかし、アルコール成分は凍りにくく溶けやすい。そこで同社の冷凍技術を駆使し、その弱点を克服した。

「日本酒は原材料を発酵して造られた醸造酒なので、香りや味わいに銘柄の違いが明確に出ます。100回以上の試作を繰り返し、それぞれの特徴が際立つ、アイスクリームを生み出しました」

 ベーシックな「日本酒アイス」は、新潟県の銘酒「八海山」を使用。ほかに、北海道「男山」、兵庫「日本盛」、高知「酔鯨」など、現在全国約70の酒蔵とタッグを組んでいる。

「食べた瞬間は通常のミルクアイスを思わせますが、食べ進むと徐々にお酒を感じます。甘口のお酒は甘く、辛口なら辛い。それぞれの個性を存分に味わえます」

 日本酒が苦手という人もいるが──。

「体質に合わないのではなく、苦手意識があるかたに、ぜひチャレンジしていただきたい。日本酒とアイスの融合により、フルーツのような甘さと酸味のある奥深い味わいのスイーツに仕上がっています」

 日本酒の国内消費量は減少を続けており、逆にアイスクリームの家計の支出額は右肩上がりだ。そこで、本商品を通じて日本酒の魅力を知ってもらえればと成田さんは語る。

 都内のイートイン店舗では原材料に使用した日本酒も販売しており、気に入ったフレーバーのお酒を購入していく客も多いという。

 ひとつ食べるとふわっと幸せな気持ちになれる日本酒アイス。この夏の晩酌に取り入れてみては?

※20才未満の人、体質的にアルコールに弱い人、妊娠・授乳中の人、自転車・バイク・自動車等の運転予定がある人は食べられません。

【商品DATA】
『SAKEICE Variety Box』/えだまめ/3980円
通販限定の「日本酒アイス」「日本酒アイス -男山-」「紫あまざけ(ノンアルコール)」「日本酒アイス -柚子-」「日本酒アイス -抹茶-」「日本酒アイス-チョコレート-」の6種類が楽しめる詰め合わせ。内容量/各100ml。※化粧箱のデザインは時期によって異なる場合がある。

取材・文/藤岡加奈子

※女性セブン2024年9月12日号

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン