「彼女が倒れて意識がない」──8月30日午前、通報を受けて東京都渋谷区広尾のマンションの一室に警察官が駆けつけると、室内の廊下で村田結さん(25)が倒れており、その場で死亡が確認された。遺体の顔や体にはあざがあった。
「警視庁は翌31日、交際相手でこの部屋に住んでいた増田遼太郎容疑者(25)を傷害容疑で逮捕しました。増田容疑者は村田さんの顔などを殴った疑いがもたれています。2人は3年前にSNSを通じて知り合い、増田容疑者の自宅で半同棲していたようです。
トラブルになった経緯について『室温をめぐって口論になった』という趣旨の話をしており、容疑を認めています。今後、捜査当局は容疑を傷害致死に切り替えて、捜査を進める方針です」(大手紙社会部記者)
事件現場は東京メトロ広尾駅から約800メートル西にある高級住宅街の一角にある。同じマンションの住民によると、家賃は「1Kで10万円程度」と相場よりも低めなようだ。
若い女性が命を落とすほどの暴力とはどのようなものだったのだろうか。また、なぜこのような悲惨な事件が起きてしまったのか。村田さんは千葉県中央部の出身だった。実家の近隣住民は取材にこう話す。