国内

【女性初の総理は生まれるか】長野智子氏、辻元清美議員、伊藤孝恵議員らが語る「今こそ女性リーダーが必要な理由」

“女性初の総理”は生まれるか(左・時事通信フォト、右・共同通信社)

“女性初の総理”は生まれるか(左・時事通信フォト、右・共同通信社)

「自民党が変わることを示す最もわかりやすい最初の一歩は私が身を引くことだ」と、岸田文雄・首相が突然の不出馬宣言したことで、急転直下幕を開けた自民党総裁選。かつてない数の候補者の中で、期待が高まるのは“女性初の総理”が生まれるかどうかだ。

「今回の総裁選は自民党が本当に変わるか、変えられるのは誰かが問われる選挙」「自民党が真に変わるには改革を唱えるリーダーではなく、改革を圧倒的に加速できるリーダーを選ぶことだ」

 9月6日、小泉進次郎元環境相(43才)が力強く語り、出馬を表明したことで3年ぶりの総裁選はさらに熱を帯び始めた。“大本命”と目される進次郎氏のほか、候補者に名乗りを上げたのは、小林鷹之前経済安全保障担当相(49才)、石破茂元幹事長(67才)、河野太郎デジタル担当相(61才)、林芳正官房長官(63才)、茂木敏充幹事長(68才)、高市早苗経済安全保障担当相(63才)、加藤勝信元官房長官(68才)、上川陽子外相(71才)で、史上最多の戦いとなる。

“総裁選常蓮”もいれば、“新参者”もいるなか、注目されているのが女性候補者たちの動向だ。2021年に行われた総裁選では、高市氏、野田聖子元総務相(64才)が出馬した。元自民党政務調査会調査役で政治評論家の田村重信さんが一連の動きについて解説する。

「背景には派閥が解散されたことがあります。これまでの総裁選は派閥をベースに展開され、各派閥から出られる候補者は1人と相場が決まっていた。派閥で汗をかくことで総理総裁を目指してきたわけです。が、その派閥がなくなったことで、当選の可能性が低くても総裁選に出て自分の政策を訴えられるという変化が表れました。女性議員も当たり前のように、総理総裁を目指せる形になってきたということです。加えて国民からの、“女性ならではの政治”への期待感を受け、女性候補の推薦人をやろうという議員も出ています」

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン