ここ最近、バラエティ番組への出演が増えているのが脚本家の三谷幸喜(63才)氏だ。監督・脚本を務めた映画『スオミの話をしよう』の番宣としての出演だが、今や「番宣スター」との声が上がるほどテレビマンの心をつかんでいる。その理由について、コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。
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13日公開の映画『スオミの話をしよう』の監督・脚本を務めた三谷幸喜さんがさまざまな番組に出まくってPRを続けています。
主な番組をあげていくと、4日の『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)、6日の『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)、8日の『だれかtoなかい』(フジテレビ系)、『日曜日の初耳学』(MBS・TBS系)、12日の『オドオド×ハラハラ』(フジテレビ系)。
映画公開日の13日は『めざましテレビ』『めざまし8』『ノンストップ』『ぽかぽか』などの生放送番組に連続出演。三谷さんはともに出演した主演・長澤まさみさん以上にしゃべって笑いを取って盛り上げたほか、同日には「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)にも出演しました。
さらに特筆すべきは14日の夜。『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)に出演したあと、自ら総合司会を務める生放送の『情報7daysニュースキャスター』(TBS系)に加えて、同じ時間帯に監督・脚本を務めた2019年の映画『記憶にございません!』(フジテレビ系)も放送。通常タレントでは、ほぼ不可能な同時番宣を実現させています。
現在、脚本を手がけた1993年のドラマ『振り返れば奴がいる』(フジテレビ系)が関東エリアの午後で再放送されていることなども含め、三谷さんがいかに幅広い番宣を行っていることがわかるでしょう。
三谷さんは演出や脚本のスキルに加えて、番宣におけるどんなところが優れ、テレビマンたちの心をつかんでいるのでしょうか。