9月22日、立ち上げから7周年を迎える「新しい地図」。彼らのこれまでの歩みについて、コラムニストで放送作家の山田美保子さんが綴る。
何が何でも3人を応援しなければと決意したあの日
2017年9月22日、稲垣吾郎サン(50才)、草なぎ剛サン(50才)、香取慎吾サン(47才)の3人がオフィシャルサイト「新しい地図」と、ファンクラブ「新しい地図 NAKAMA」を開設してから丸7年が経とうとしています。
同日付の「朝日新聞」で見開きの広告を見たときには、今日のような3人の活躍を想像することは正直、できませんでした。
ただ、心の中にマグマのような熱いものがみるみる充満していき、とにかく何が何でも3人を応援しなければ……と決意したあの日。
それから意外と早く、剛クンにインタビューをする機会が訪れました。「新しい地図」が発足して約1か月が経った頃です。
まだ多くのマスコミは「新しい地図」のリリースを扱ったり、3人にオファーすることに躊躇していたような時期。正直、私自身もどんな顔をして、何から聞けばいいのかと少なからず不安を抱えながら約束のハウススタジオへと向かったものです。
到着すると、すでにメイクさんとスタイリストさんが準備を始めていました。そのかたたちがSMAP時代から彼らを支えていた人ばかりだったことに安堵しました。
同時に、これまで私は何を怖がっていたのだろう、なぜもっと早く一歩を踏み出さなかったのだろうかと恥ずかしくなったり後悔したりしたものです。
それから3人には本当に頻繁にインタビューさせていただいています。都度、高いテンションで話してくださる3人。「以前はこんなに話してくださいませんでしたよね?」と私が言うと、3人は口々に「グループのときはほかに話してくれる人がいたからね」と。
慎吾チャンが以前話してくれたことですごく印象的だったのは、先がまったく見えない中、大きな不安を抱えながら3人揃ってミーティングをしたときに個々で「いつかはやりたい」と願った夢や目標がすべて、しかもすごく早くに叶った……というお話。
それは慎吾チャンの個展だったりアパレル界への本格進出だったり、吾郎チャンの飲食店プロデュースだったりを示すものでした。
そんな中、最後まで叶っていなかった剛クンの夢が2019年11月、ライブイベント『草なぎ剛のはっぴょう会』として実を結んだとき、「本当にうれしかった」と慎吾チャンが自分のことのように喜んでいたことも覚えています。