宇良のおにぎりは売れているけど…
国技館サービスが運営する土産売店では応援タオルが販売されているが、やはり早くから売り切れになっていたのが大の里だった。終盤では玉鷲と白熊が売り切れになった。
「白熊は仕入れ量が少なかったこともあるが、大の里は大量にあった在庫が品切れになった。記録が注目された玉鷲もよく売れた」(前出・売店係員)
館内には土産売店とは別に飲食売店が1階に2か所あり、番付崩壊の影響をモロに受けていた。酒やビール、ジュースの他に、国技館名物の焼き鳥などのおつまみ類などが販売されているが、席で食べられように多くの種類の弁当も並んでいる。
「幕ノ内弁当」や「相撲弁当」「サキホコレ弁当」「鮨弁当」「ちゃんこ弁当」など10種類以上売られている。この中には大関以上の関取の四股名弁当が売られている。少し前までは霧島弁当と貴景勝弁当もあったので5種類だったが、今は「照ノ富士弁当」「琴桜弁当」「豊昇龍弁当」(各1250円)の3種類だけ。
早くから来場した観客が食べるというケースが多く、早い時間から“売切”の札がぶら下げられるのだが、この横綱・大関の弁当3種類は飲食売店が閉まる午後5時の段階でも売り切れにならないのだ。売店の関係者が言う。
「もちろんまったく売れないわけではありませんが、やはり成績に関係するんでしょうかね。横綱は休場なので(売れないと)心配していましたが、ここまで大関の成績が悪いと……。弁当ではないですが、宇良のポーク玉子おにぎり(800円)は即完売ですからね」
そううなだれていたが、「大の里弁当」が登場すると即完売になるのだろうか。