結婚後もトップアイドルとして走り続けてきた木村拓哉(51才)はいよいよ来年、結婚25周年の銀婚式を迎える。両親だけでなく娘たちも世界の第一線で活躍する木村家は、プライベートのちょっとしたワンシーンも見とれてしまうほどスタイリッシュで──。
青白い月の光がほんのりと地面を照らした9月中旬の夜。東京・渋谷のライブ会場から出てきたのは、ジーパンにジージャンという秋の装いに身を包んだ木村拓哉。ヘルメットにサングラス姿の木村が自慢の大型バイク、ハーレーダビッドソンにまたがると、後ろから長身の女性が歩み寄り、慣れた様子で木村の後ろにまたがった。腰にギュッと手をまわし、はにかんだような笑みを浮かべるその様子は、まるで映画のワンシーンのようだった。
気になる“バイクデート”のお相手は、次女のKoki,(21才)。この日、2人が足を運んだのは工藤静香(54才)のコンサートだった。
「明鏡止水〜piece of my heart〜Concert Tour 2024」と題されたコンサートは、工藤の7年ぶりのオリジナルアルバムの発売を記念した全国ツアーで、7月に秋田からスタートし、9月15日に渋谷でファイナルを迎えた。
「『メタモルフォーゼ』『慟哭』など往年の名曲も披露し、甘美さと力強さを兼ね備えた歌声で会場を沸かせました。静香さんといえば、毎回内容が異なるお茶目なMCも見どころのひとつ。今回も観客を励ますような温かいMCに涙するファンもチラホラ。出待ちしていたファンにも笑顔で応じていましたよ」(音楽会社関係者)
木村とKoki,が訪れた日は、このファイナル公演だった。
「木村さんとKoki,さんは、目立たないように開演直前にひっそりと会場入りして周囲に気を使ってました。今回、工藤さんはデビュー2曲目の『Again』を久しぶりに披露したのですが、いざ歌い始めると、木村さんはノリノリでリズムを取っていましたよ。Koki,さん作曲の新曲『アイスコーヒー』をしっとり歌い上げたり、家族でライブを楽しんでいる様子が伝わってきました」(前出・音楽会社関係者)
月夜のなかを娘を乗せてバイクで疾走し、愛妻のライブを後にした木村。彼自身も9月末からライブツアーがあり、さらに映画『グランメゾン・パリ』の公開も控え、宣伝活動などで多忙になる身。一方のKoki,も、アイスランド・イギリス合作の映画『Touch/タッチ』が冬に公開される予定だ。
「本作でKoki,さんはメインキャスト3人のうちの1人。英語のセリフも流暢にこなし、きわどいラブシーンにも挑戦していますがKoki,さんが『絶対にこの作品に出演したい』と両親を説得して実現したようです。
また、2本目の日本映画となる『女神降臨』では主演を務めることも発表されました。もともとモデルとしてデビューしたKoki,さんですが、俳優としての活躍も大いに期待されています」(映画会社関係者)
加えて長女でフルート奏者のCocomi(23才)も、連日コンサートへの出演が続き、10月に3作目となるアルバム『Neos』を発売予定で、一家全員が第一線で活躍中だ。
「4人とも多忙な日々が続いていて、静香さんのツアー最終日に、Cocomiさんはギリギリ間に合わなかったようです。ただ、忙しいときこそ家族で支え合うというのが木村家のルールだそうです。実際、昨年の静香さんのライブにも、木村さんはCocomiさんとKoki,さんを伴って駆けつけていました」(芸能関係者)
また、今年の春には、海外での“父娘デート”も。
「木村さんが映画の撮影のために長期間パリに滞在していた際には、ファッションショーの仕事でパリを訪れていたKoki,さんと合流。親子水入らずでパリの街を散策したそうです」(前出・芸能関係者)
思春期を経て大人になるにつれ、自然と距離が生まれる父娘も多いなかで、絶妙な距離感を保ち続ける木村父娘。そこには父親への尊敬の念も関係しているのだという。
「娘さんたちは芸能活動をするようになってから、木村さんがどれほどのビッグスターであり、その座に君臨し続けることがどれだけ大変なことであるのか肌で感じるようになったそうです。さらにお父さんへのリスペクトの思いが強くなっているようですよ」(前出・芸能関係者)