この11月3日にデビュー25周年の節目を迎える嵐。ファンが待ち望むのは活動再開の知らせだが、果たしてそれは実現するのか。そのカギとなるのは、一切の芸能活動をストップしている大野智。彼の近況をたどりつつ、活動再開の可能性を探る。【前後編の後編。前編から読む】
美しい海に囲まれた沖縄県宮古島市。大野が拠点を置く島の一角でこの夏、約3年かけて建設されたリゾート施設が完成した。
「白を基調としたモダンな内装と、青い海が眼前に広がるインフィニティプールが特徴のヴィラを中心とした施設で、事実上のオーナーが大野さんだということは地元でもよく知られています。すでにプレオープンを迎えて、大野さんに招かれた関係者や友人が宿泊しています。その中には“元ジャニーズ”のタレントもいたようで、楽しいお酒を飲んだそうですよ」(地元の住民)
宮古島と東京を行き来しながら、二拠点生活を送る大野の意外な姿も目撃されている。
「大型スーパーで買い物をしたり、農作業をするような格好で庭いじりをしていたことも。リゾート施設の敷地内に大野さんが過ごすための建物もあって、最近もその家の屋上で上半身裸になって日焼けしている姿を見かけました」(前出・地元の住民)
夏になると、島には大勢の観光客が訪れる。噂を聞きつけた嵐のファンが来ることもあるが、大野は周囲の目を気にせず、平然と出歩いているという。
「あごにたっぷりと無精ひげを生やして帽子をかぶっていることが多いため、大野さんの存在に気づく人はほとんどいないのだとか。もっとも、心無いファンが施設の敷地内に無断で入って来ることがあるそうで、そのような行きすぎた行為には大野さんもほとほと困り果てているようです」(前出・地元の住民)
ヴィラのオープンを控えた7月には大きな動きがあった。
「都内に構えていた個人事務所を宮古島に移転して、親族を島に呼び寄せたのです。大野さんがリゾート施設を作った理由のひとつは、これまでいろいろと心配をかけてきた家族への恩返しでもある。今後は、家族と一緒にヴィラを経営していくのかもしれませんね」(芸能関係者)
ゆっくりとした時間の流れる南の島で、気のおけない人たちと過ごす生活。それは、嵐への思いに区切りをつけていた大野が描いた夢の実現でもあった。大野がグループからの脱退を切り出したのは2017年6月のことだ。
「大野さんには、もう充分やり切ったという思いがあったのでしょう。『一度、嵐を離れて、自由な生活をしてみたい』と打ち明けた大野さんの切実な思いを4人のメンバーも尊重し、話し合いを重ねた。そのうえで2020年末をもって嵐は一旦、歩みを止めることになったのです。活動休止後、大野さんは表舞台から姿を消し、公の場には一度も出ていません。事実上の引退と言う人もいました」(前出・芸能リポーター)