ジャングルポケットの斉藤慎二(41才)が20代女性に性的暴行をしたとして不同意性交などの疑いで警視庁から書類送検された。その“現場”がテレビ番組の撮影などで使われるロケバスだったことが驚きをもって受け止められた。
芸能ニュースでロケバスが注目されたのは、2019年8月に結婚を発表した女優でモデルの新川優愛の相手が9歳上のロケバスのドライバーだったことが明かされたときだ。
同ニュースを『バイキング』(フジテレビ系)が取り上げた際、ファッション誌の撮影で稼働するロケバスのドライバーと、テレビ局がバラエティ番組やドラマなどで用意するロケバスのドライバーとはタイプが異なることを説いたのはコメンテーターのホラン千秋だった。
「『雑誌の仕事で御世話になるロケバスの運転手さんって、カッコイイ人が多いんですよ』というホランさんに対し、MCの坂上忍さんが『え~? そうなの~? 俺たちがよく会うようなオジサンドライバーに新川優愛ちゃんが一目惚れしたのか。なんてイイ子なんだろうと思って損しちゃったよ~』と苦笑していたのが印象的でした」(放送作家)
ホランの指摘どおり、ファッション誌などがオーダーするロケバスのドライバーやスタッフは、スタイリストやカメラマンのサポートをするケースも少なくなく、バスを降りて撮影現場に同行することもある。モデルやファッション関係者がロケバスの会社を立ち上げることもあるせいか、ホランが言うような「カッコイイ人」が目立つようだ。
一方、テレビ局が用意するロケバスのドライバーは、運転テクニックに優れ、道路状況などにも精通するプロであり、時間通りに目的地に到着し、その後も運転席から離れず、車内のセキュリティを守っているという印象をもつテレビ関係者が多い。
「2022年10月期の連続ドラマ『エルピス‐希望、あるいは災い‐』(関西テレビ・フジテレビ系)の最終回、スタイリスト役の三浦透子さんが『NEWS8』をチェックするために、現場から少し離れた場所に停車していたロケバスに全速力で駆け寄り、ドライバーに対し、車内テレビのチャンネルを合わせてほしいと懇願するシーンがありました。あれがまさに、テレビの現場とロケバスの関係を正確に表したもので、無骨で大柄なドライバー役のエキストラは、テレビの現場で多くのタレントが知るドライバーそのものでしたね」(ドラマスタッフ)
なぜロケバスだったのか?
そして7日、ジャンポケ斉藤の件を報じた『ゴゴスマ‐GOGO!Smile!‐』(CBC・TBS系)で、場所がロケバスの車内だったことに疑問を述べたのはオアシズの大久保佳代子だった。
「仕事の途中だと思う。そのときになんでこういう状況になり、行為をしてしまったのか。2人きりになる状況が難しい。意図的に作ったのか、よくわからない」と。
かつて斉藤に不倫騒動があったことにも触れ、「なんで踏みとどまれなかったのか。悲しいし悔しい」ともコメントしていた。
大久保と同じく、バラエティ番組でロケバスの世話になる機会が多いユージは、「2人きりになってドライバーさんもいなくなって、そうなってもいつ戻ってくるかわからない。そういうシチュエーションになるんだ、という…」と私見を述べている。
「大久保さんが言うように仕事の途中だったことは間違いありませんし、ドッキリでもない限り、タレントが2人きりで一定時間、車内で待機させられるということも考えにくいです。しかも男女ですから、番組サイドも通常ならば近所の飲食店を貸し切りにするなど、別の待機場所を用意するはずです。
我々の間では、『なぜロケバスで?』と驚きの声が多いですね」(バラエティ番組アシスタントプロデューサー)
同日、関西ローカルの『よんちゃんTV』(MBS)では、山之内すずが「(ロケバスなので)その前後を目撃していらっしゃる方もたくさんいらっしゃるでしょうし、お2人の様子がどうだったのかとか、ドラレコに映ってるならわかりやすいでしょうし、そういう部分はしっかりと聞き込みをすべきだと思う」とコメント。
「各局のコンプライアンスを扱う部署でも、『ロケバス内で起きたならば、そうしたシチュエーションを作ってしまった番組スタッフやテレビ局の責任も免れないのではないか』との意見も出ています」(テレビ局関係者)
“身内”だから斉藤を庇っているのではなく、撮影で使っている“いつもの”ロケバス内で事が起きたということが“理解できない”と考えるタレントや業界人が多いのである。
斉藤の妻でタレントの瀬戸サオリが約2週間ぶりに更新したInstagramにある《この件で性的暴行と報道されておりますが一部事実と違う報道がされております》や《一方的な行為でなかったことを伝えている状況でした》などの主張もSNS上では大きな話題となっている。果たして“真実”は明らかになるのだろうか。