芸能
ピーコさん逝去

《ピーコさんの晩年》「おすぎはもう死にました…」双子の兄の思いが叶わなかった「グループホームに入れてしまった」後悔

別々の施設で暮らす2人

別々の施設で暮らしていた「おすぎとピーコ」

 西田敏行さんの訃報に続き、タレント・ピーコさんにする悲しい知らせが入った──。9月3日、ピーコさんが敗血症による多臓器不全で死去していたことがわかった。79歳だった。

 ピーコさんは1945年に、神奈川県横浜市に生まれた。本名は杉浦克昭(すぎうら・かつあき)。文化服装学院を経て、衣装デザイナーとして活躍していたピーコさん。双子の弟・おすぎとともにラジオ番組に出演して大ブレーク。「おすぎとピーコ」として芸能活動を始め、一躍人気者となった。

 健康不安をお互いに感じていた2人は2021年の夏頃から同居を開始。“老老介護状態”にあったが、その生活もわずか3か月で破綻。おすぎは認知症の症状が出た人が共同生活を送る「グループホーム」に入ることになる。

 ピーコさんの晩年について「NEWSポストセブン」はこれまで複数回、報じてきた。今回は訃報に際し、その内容を再掲載する(登場人物の年齢などは2023年9月24日公開当時のママ。『女性セブン2023年10月5日号』より)。【全3回の第2回。第1回から読む

 * * *
 おすぎが暮らすのは認知症の症状が出た人が共同生活を送る「グループホーム」で、「認知症対応型共同生活介護施設」とも呼ばれる。誰でも入居できる施設ではなく、65才以上、要支援2または要介護1以上の認定、認知症の診断、施設と同一の市区町村に住民票があるといった入居条件がある。

「おすぎさんが入所したのは、ごく一般的なグループホームです。横浜市内にあって費用は食費や光熱費込みで月12万円ほど。70~90代の20名弱が共同で生活しています」(ピーコの知人、以下同)

 グループホームに入所する日、おすぎに付き添ったのはピーコだった。

「穏やかな表情のおすぎさんに対して、ピーコさんは明るく振る舞いつつも、どこか寂しげで目元は潤んでいるように見えたそうです。入所後、ピーコさんは何度もおすぎさんの面会に足を運んでは、その生活を心配していました。でもあるときを境に、パタリと行かなくなってしまったんです」

 おすぎがグループホームという“終の棲家”を得たことでピーコの心は落ち着くかと思われたが、そうはいかなかった。

関連キーワード

関連記事

トピックス

広末涼子容疑者(時事通信フォト)と事故現場
《事故前にも奇行》広末涼子容疑者、同乗した“自称マネージャー”が運転しなかった謎…奈良からおよそ約450キロの道のり「撮影の帰り道だった可能性」
NEWSポストセブン
筑波大の入学式に臨まれる悠仁さま(時事通信フォト)
【筑波大入学の悠仁さま】通学ルートの高速道路下に「八潮市道路陥没」下水道管が通っていた 専門家の見解は
NEWSポストセブン
広末は再婚へと向かうのか
「これからもずっと応援していく」逮捕された広末涼子の叔父が明かす本当の素顔、近隣住人が目撃したシンママ子育て奮闘姿
坂本勇人(左)を阿部慎之助監督は今後どう起用していくのか
《年俸5億円の代打要員・守備固めはいらない…》巨人・坂本勇人「不調の原因」はどこにあるのか 阿部監督に迫られる「坂本を使わない」の決断
週刊ポスト
女優の広末涼子容疑者(44)が現行犯逮捕された
「『キャー!!』って尋常じゃない声が断続的に続いて…」事故直前、サービスエリアに響いた謎の奇声 “不思議な行動”が次々と発覚、薬物検査も実施へ 【広末涼子逮捕】
NEWSポストセブン
「居酒屋で女将をしている。来てください」と明かした尾野真千子
居酒屋勤務を告白の尾野真千子、「女優」と「女将」の“二足のわらじ” 実際に店を訪れた人が語る“働きぶり”、常連客とお酒を飲むことも
週刊ポスト
再再婚が噂される鳥羽氏(右)
《芸能活動自粛の広末涼子》鳥羽周作シェフが水面下で進めていた「新たな生活」 1月に運営会社の代表取締役に復帰も…事故に無言つらぬく現在
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん死後4カ月》辻仁成が元妻の誕生日に投稿していた「38文字」の想い…最後の“ワイルド恋人”が今も背負う「彼女の名前」
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
《病院の中をウロウロ…挙動不審》広末涼子容疑者、逮捕前に「薬コンプリート!」「あーー逃げたい」など体調不良を吐露していた苦悩…看護師の左足を蹴る
NEWSポストセブン
山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン