美智子さまを自身の羅針盤とされてきた紀子さまに、「令和流」の皇后のあり方を確立されつつある雅子さま。美智子さまの不測の事態が、このおふたりの関係性に変化をもたらすかもしれない──。
皇室に嫁がれてから34年、紀子さまの胸中には、いつも美智子さまがいらっしゃった。秋篠宮ご夫妻は10月初旬、京都で行われた文化庁芸術祭のオープニング公演に出席された。紀子さまがお召しになったのは、紅葉柄のワンピースだった。
「首元が四角くカットされたスクエアネックの控えめな襟が印象的でした。このデザインは、美智子さまが『天皇陛下御在位三十年記念式典』で着用され、お似合いだと話題を呼んだ淡いピンクのスーツと似ています。紀子さまが、美智子さまへのリスペクトを込めて、『同じカッティングで』とオーダーされたのでしょう」(皇室記者)
その直後に美智子さまが骨折される不慮の出来事が襲い、令和皇室に激震が走った。
「皇族方は一様に美智子さまのお体を案じていらっしゃいますが、紀子さまの憔悴ぶりは周囲が心配になるほどだといいます。さまざまなご苦労を抱えられた紀子さまは、美智子さまを“心の師”とされてきたので、よほど焦っていらっしゃるのではないでしょうか」(前出・皇室記者)
美智子さまの骨折を受け、紀子さまは大夫を通じて、速やかにお見舞いの気持ちをお伝えになったという。
「どう美智子さまをお支えすればよいか思い悩まれる紀子さまは、『同じ御用地内で暮らす私が美智子さまの介護を』と思い詰め、その準備に奔走されているといいます」(前出・皇室記者)
紀子さまはこれまでになく不安定な状況に置かれていた。1つ目は長女、眞子さんとの関係だ。
「結婚を巡って紀子さまと眞子さんの間に溝ができ、眞子さんが’21年にニューヨークに渡って以来、母娘は一度も会っていないといいます。そればかりか、連絡さえままならない状態だという声も聞こえてきます。紀子さまには、眞子さんと対面したいという思いと同時に、美智子さまに初孫の眞子さんと再会させたいという願いもあるのですが……」(前出・皇室記者)