ビジネス

《レストラン内で丸出し》相次ぐ「公共の場で脱ぐ」X投稿の問題点 集客目的で炎上バズりの裏にある「規制の限界」

露出が多い投稿をしているのは“Hカップの浪人生で21歳”だそうだ(Xより)

露出が多い投稿をしているのは“Hカップの浪人生で21歳”だそうだ(Xより)

〈どっち食べる〜??〉──10月20日、X(旧Twitter)上でフォロワー3万人以上を抱える女性が、人気しゃぶしゃぶチェーン『木曽路』とみられる店内で、テーブルを前にニットをたくし上げて胸を見せつける写真を投稿して炎上した騒動。

 NEWSポストセブンがすでに報じたとおり、『木曽路』の広報担当者は取材に対して「当社店舗で撮影された写真と確認できた場合には、誠に遺憾であり、法的措置も含め厳正に対応する所存です」と厳しい見解を述べている。他にも、別の女性が『三田製麺所』や『コメダ珈琲』の店内で服をめくって胸の谷間を露出した画像がアップされるなど、同様の事例が相次いでいる。

 SNS上で迷惑行為を公開することが「バカッター」と呼ばれるようになってからすでに10年以上が経つが、近ごろはこうした公共の場で服を脱いだ状態の写真を撮影し、投稿することで炎上するケースが後を絶たない。投稿者はいずれも若い女性で、アカウントを調べると、自身が登場する有料コンテンツなどにたどりつく場合が多い。ITジャーナリストの三上洋氏は、こう分析する。

「ここ数年でいわゆる個人のデータ販売ができるサイトを用いて、自分の裸の写真などを有料で売っている人がけっこう増えてきているんです。

 実際にこうした投稿をしているアカウントを見ましたが、10万、100万単位のインプレッション(ユーザーのタイムラインに投稿が表示された回数)で数回バズったくらいだとX上の収益プログラムだけでは大した収入にはならない。ですから目的としては有料販売サイトへの誘導、もしくは知名度を上げて活動の幅を広げるためにやっている行為だと考えられます。

 同じように風俗店に勤務する方が集客のために顔出しで過激な写真を投稿するケースなども多いです」

関連キーワード

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
NHKが、今年の出演者の目玉と期待したSnow Man(時事通信フォト)
《Snow Man、B’zの名前なし…》紅白歌合戦、目玉候補に次々と拒絶されNHK局全体がどんより 中森明菜は特別企画で出場に期待
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン