交際半年でスピード結婚
1984年に芸能界デビューした南野は、アイドル歌手としてヒットを連発しながら、ドラマ『スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説』(フジテレビ系)などで、女優としても活躍。私生活では恋多き女性としても知られ、大物俳優やプロ野球選手などとの交際が報じられてきた。
そんな彼女が金田容疑者と出会ったのは、“おいしい焼き肉を食べる会”でのこと。2011年のインタビューでは《焼き肉の名店を訪ね歩く仲間として出会ったが、たまたま金田さんと2人だけで食べ始める機会があったことから急接近した》と語っている。
交際半年でスピード結婚したふたり。すると金田容疑者は、南野の存在を自身の仕事に最大限利用するようになったという。取引先やビジネスパートナーを次々と妻に引き合わせ、信用を勝ち取っていったのだ。
金田容疑者が経営に携わったクリニックの元従業員が、その人物像を証言する。
「仕事の指示も的確で判断が早いなど、当初は頼りがいがある優しい経営者だと思いました。ところが、イライラすると『ふざけんじゃねえよ』などと怒号をあげるばかりか、スタッフに殴る蹴るの暴行を加えることもありました。
それでも、金田さんは口が達者で外面がよく、南野さんも『いろんな噂があるけど、彼はいい人なんです』と触れ回るため、騙される人が後を絶たなかったのでしょう」
結婚4年で銀座のクラブのママとの間に隠し子がいることが発覚するなど、不肖の夫だった金田容疑者だが、南野の両親には献身的に尽くしていたそうだ。
「南野さんのお母さんが2011年に亡くなってから、お父さんは箱根にある老人ホームに入っていました。金田さんは南野さんのコンサートのたびにお父さんを送迎し、会場内でも車椅子を押すなど献身的で、南野さんもこうした金田さんの姿に、ことあるごとに感謝の言葉を述べていました」(前出・元従業員)
仕事への悪影響を考え、金田容疑者との離婚をすすめる周囲に「離婚するくらいなら芸能界を引退する」と頑なな態度を示したこともあったという。
「昨年、南野さんが大手芸能事務所を辞めて独立する際には、金田が政治家人脈を使って外務省に働きかけ、カンボジア親善大使に押し込んだ、といわれました。金田も南野さんの“ブランド”を維持することに必死だったのです。この親善大使就任で、南野さんはますます金田への信頼を深めていました」(前出・金田容疑者の知人)
会ってお話をしました
昨年の逮捕直後も離婚に消極的だった南野だが、仕事への影響があまりに大きく、やむなく決断を下す。
《私事ですが、離婚いたしました。お互いに今向き合うべきことから目を背けることなく、今後の人生を歩んでいきたいと思います》とコメントを発表し、12年の夫婦生活にピリオドを打った。
最近は来年のデビュー40周年に向けて仕事も順調な南野だが、いまも金田容疑者の存在がちらつくことから、周囲ではある予想がまことしやかに語られていた。
「結婚当時、南野さんは金田さんに毎月50万円の生活費を渡していたそうです。執行猶予中も接触をしていたふたりの姿を見た周囲では、いまも南野さんが金田さんを援助しているのではないかと考える人もいた。そのため、『南野さんは金田さんの執行猶予が明けたら、再婚するつもりだ』との声もあがっていました」(南野の知人)
南野に、金田容疑者との接触や現在の関係を尋ねると次のように回答した。
「話をすべきことがあり、会ってお話をしました。それだけです。
彼が人生をやり直せることを心から願っています」
南野の優しさが仇にならないことを願うばかりだ。
※女性セブン2024年11月7日号