その後、嵐の皆さんと共演させていただくようになって、気づいたら好きになっていましたけど……やっぱり、向こうから話しかけてくれたことが大きかったですね。他愛もない話だったと思います。
一度、飛行機の遅延で収録を遅らせてしまったことがあって。嵐の皆さん、有吉(弘行)さん、ゲストの俳優さんがいらっしゃる中で、「なんで僕のためにこのメンバーを待たせているんだよ!」という思いで到着すると、イライラするような雰囲気はまったくなく、「ちょっと勘弁してよ〜」といじり方をしてくれて、本当に助かりました。
活動休止に入られた2020年は、コロナ禍もあり難しい判断をされてきたかと思いますが、それをこちらには一切見せない。アイドルという言葉では片づけられない芯の強さを感じますし、誰も触れることのできない嵐だけの聖域があると感じました。
すごく強い結束がある一方で、僕らみたいな芸人にもいじらせてくれる柔軟性を持ち合わせた“嵐の矛盾”も魅力です。ただ、まだライブは行っちゃいけないと思っています。見たらのめり込んじゃうかもしれないので、年をとってからの楽しみにしています。