パンチョ伊東さんが生きていたら、ノーミスで読み上げることができただろうか……。そんなふうに感じながら今年のドラフトを見たプロ野球のオールドファンもいたのではないだろうか。
元パ・リーグの名物広報部長で、パンチョのニックネームで親しまれた伊東一雄さん(2002年没)は独特の声と調子で指名選手を読み上げることでドラフト会議を盛り上げたが、10月24日に都内で行なわれた「2024年プロ野球ドラフト会議」では、下の名前が簡単には読めない選手が次々と指名された。
支配下選手69人、育成選手54人が指名された今回のドラフト。1位指名で5球団が競合となった明大の宗山塁(るい)、4球団が競合した関大の金丸夢斗(ゆめと)はまだ読みやすいが、そこから先は次々と下の名前が難読な選手が登場した。