有名俳優や人気タレントを親にもつ二世タレント。下積みなしにデビューできるケースも多いことから、“親の七光り”などと批判されがちだ。木村拓哉と工藤静香の次女でモデル・女優として活動するKoki,は先日、バラエティー番組に初出演したが、ネットでは厳しい声が多かった。Koki,が二世タレントという枠を超えて、今以上に活躍するために必要なこととは? 有名人批評に定評のあるライター・仁科友里さんが、昨今の二世タレント事情をふまえて考察する。
* * *
有名人の子ども、つまり二世は人生イージーモードだと、巷間思われているような気がします。確かに生まれながらに経済力や人脈を持つ二世が恵まれていないとは言い切れないでしょう。けれど、芸能界の場合、親が大物であればあるほど、二世は不利なのかもしれないと思うのです。
芸能界有数の二世・Koki,がバラエティーで見せた姿
そういう意味で私が注目しているのは、モデルのKoki,さんなのです。木村拓哉さんと工藤静香さんというスターを親に持つ、芸能界有数の二世と言えるでしょう。韓国の大人気Web漫画「女神降臨」が映画化されることになり、主演のKoki,さんと共演者である俳優・渡邉圭祐さん、綱啓永さんと共に「しゃべくり007」(日本テレビ系)に出演したのでした。