奇声を上げながら徘徊する女性

奇声を上げながら徘徊する女性

チャミスルを手にした女性が「イェーイ」

 深夜24時を回ると、センター街で一方通行の規制も解かれ、警備員が一気に減った。その後、明らかに酔っている様子の人が目立ち始めた。

 テーピングを全身に巻いたコスプレをしたアジア系の女性は、堂々とチャミスルの瓶を持ち、酔った様子で歩く。警備員のコスプレをした男性が声をかけると、「イェーイ」と言って肩を組み、自撮りを始めた。

 深夜1時ごろには、タイツと下着以外何も履いていない金髪の女性が、「ギャー」と叫びながら道玄坂付近を歩いていた。女性の様子を観察していたという男性が語る。

「警備員にわざとぶつかりに行って、胸元をアピールするような姿勢をとっていたんですが、警備員は苦笑いするばかりだった。僕は『明らかに酔ってるし補導したほうがいいですよ』と言ったんですけど、『僕は警察じゃないから。110番してよ』と返された。そのあと110番しましたけど、車両が着いたのは通報の30分後でした」

 金髪の女性は停車中の車にもたれかかったり、通りすがりの男性と突発的にキスをするなどの狼藉を繰り返したのち、イベント会場へと消えていった。

 比較的トラブルが少なかった今年のハロウィンだが、来年は、街を訪れる外国人への対応方法を改善するべきなのかもしれない。

※11時1日15時ごろ、警備員のコスプレをした男性に関する記述について、一部修正いたしました。

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