10月中旬、SNSで一本の動画が話題を呼んだ。映っているのは雑然と並んだ数台の車。その中を、画面右から大谷と真美子夫人が、デコピンを連れて歩いてくる。白いTシャツ姿の大谷はリュックを背負い、手にはデコピンのリードを握っている。一方の真美子夫人は、右肩のショルダーバッグに加え、左手に黒いトートバッグ、右手に大きな黄色い紙袋を持っていた。
「撮影されたのはドジャースタジアムの選手用の駐車場。高級車がずらりと並んでいます。選手たちの“出退勤”の様子が見渡せる知る人ぞ知る場所で、熱心なファンが動画を撮ってネットにアップしたのです。真美子さんが大荷物を抱えていたのは、試合を終えて疲れた大谷選手に、余計な負担をかけたくないという気遣いだったのでしょう」(在米ジャーナリスト)
だが、視聴者の注目を集めたのは、黒いポルシェの後部座席に、2人が荷物を載せた後のシーンだった。大谷が助手席に座ったのに対し、真美子夫人は左ハンドルの運転席に体を滑り込ませると、慣れた手つきでハンドルを回して走り出したのだ。
「これまでも日本人メジャーリーガーの妻たちは、陰に日なたに夫の支えになってきました。栄養学関連の資格であるアスリートフードマイスターをとって、田中将大選手(35才)を食事面までサポートした里田まいさん(40才)をはじめ、イチロー氏(51才)の妻・弓子さん(58才)は、莫大な年俸を稼ぐ夫のために資産管理会社を設立したこともありました。