瑠奈被告が調べていた「SMグッズ」
11月5日に行われた公判では、瑠奈被告のSMへの関心を裏付ける証拠調べも行われた。
「瑠奈被告はこれまでの裁判で、SMへの強い関心があったことが判明しています。数年前からSMに興味を持ち始め、両親には『SMの女王になりたい』などと話をしていた。父親の修被告はスカーフを首元にあてられるなどして、“ソフトSM”の練習台になっていたことも証言しています。
昨年5月に被害者男性と出会い、その夜のうちに性行為をしながら、再び会うことを決めた瑠奈被告は『次はSになってかわいがってやる』と親に言っていた。そして実際に昨年7月1日、事件を起こした夜、自宅から出るときに瑠奈被告は胸の谷間とボディラインが強調されたSMの女王様風の服を着ていたことも分かっています」(同)
証拠調べによると、事件から遡ること約3年、瑠奈被告のスマートフォンには2020年7月にあるサイトでSMグッズを購入していたことが分かるメールが残っていたという。
購入先のサイトを見ると、海外SMグッズ通信販売専門店とある。男性の局部を模した玩具や、拘束具、ムチや衣装など何でも揃っている印象だ。公判では2つの商品名が明かされた。
・電気ショックブレイド
・デビルズテイルスラッパー
「電気ショックブレイド」はナイフの形をしており、ボタンを押すと刃の先端で電気が流れる仕組みのようだ。「デビルズテイルスラッパー」は赤と黒のまがまがしいデザインの革製の打具で、名称の通り動物の尻尾のように先端は細くなっている。
「瑠奈被告は強固な意志で被害男性を殺害し、頭部を切断したのか。まさかの話ですが、あまり経験のないSMプレイのなれの果てだった可能性もあるのかもしれません。今後の進展が待たれます」(前出・事件担当記者)
母親の浩子被告の第6回公判は11月20日に予定されている。