建物を出たところでのいきなりの襲撃だった。10月28日、写真集の発売イベントを終えた元AKB48の小嶋陽菜(36)が待ち伏せしていた男に抱きつかれ、そのまま路上に押し倒された。男は通行人らに取り押さえられ、駆けつけた警察官に現行犯逮捕された。
「逮捕されたのは自称・台湾出身の語学留学生(42)で小嶋さんの熱烈なファンとみられている。現場近くのカメラには犯行前に周囲をうろつく様子や、男に押し倒される姿が映っていた。
今年8月には小嶋さんの関係者が『過激なファンがいる』『日本語が通じなくて会話ができない』などと警視庁に相談しており、警察はこの過激ファンと留学生が同一人物とみて捜査しています」(社会部記者)
最近は実業家としても成功し、アパレルブランドを複数展開。8月には自身が代表を務めるブランドの株式を約17億円で売却して話題になった。そんな社長業の合間を縫って撮影した9年ぶりの写真集で美ボディを披露した矢先の事件だった。
海外ファンの犯行に驚きの声もあったが、実は小嶋は日本だけでなく中華圏でも高い人気を誇る。台湾に詳しいライターの沢井メグ氏が語る。
「事件は台湾にも衝撃を与え、各社が速報で報じました。もともと台湾ではAKB48の初期の頃から人気があります。特に小嶋さんはアパレルブランド『ハーリップトゥ』が台湾で展開されていることもあって女性ファンも少なくない。事件が報じられた10月28~29日は、ネット上で小嶋さんの名前の検索量が通常の100倍になったそうです。
台湾のネットユーザーからは『こじはるに怪我がなくてよかった』『二度とこんなことが起きませんように』と彼女の身を案じる声が寄せられるとともに、容疑者が『自称・台湾出身の男』と報じられたことに動揺が走っています」
“会いに行ける”魅力が失われないよう、再発防止の徹底が求められる。
※週刊ポスト2024年11月22日号