騒動後に思い出した「社会的な責任」
桜井に現在の芸能以外の活動について尋ねると、意外な答えが返ってきた。
「実は以前からボランティア活動に関心があったのですが、海外のミスコンクイーンに選ばれた時、社会的な責任があることを学んだんです。騒動後、私に何ができるだろうと立ち返った時にそれを思いだし『まずはできることから始めよう!』とゴミ拾いのボランティアに参加しました。それを機に、最近は積極的にゴミ拾い活動を主催しています。小さな事かもしれませんが、まずはその一歩を踏み出せた事が嬉しくて、わくわくしています。微力ではありますが、今後は社会貢献できるよう精進していきたいです」
ポスターの炎上は結果的に桜井の知名度を上げることとなった。最近は飲食店など公共の場で露出してSNS上にアップするインフルエンサーの女性たちが騒動になっているが、彼女たちの行為をどう見ているのか。
「どうしたら自分を売りこめるかと考えることは、もちろん大切でありさまざまな方法があると思います。私は選挙ポスターでご迷惑をおかけした身なので、意見を言える立場ではないですが……。炎上したことで、今まで支えてくれた大事な方々にご迷惑をおかけしてしまったので、これだけは言わせてください。私は今後、公共の場での露出はいたしません」
後悔と反省を口にした桜井、再び世間に受け入れられる人は来るか。
◆取材・文/佐藤ちひろ(ライター)