夏頃にご体調が揺らいだ
かねて雅子さまは病気療養中の身でいらっしゃる。お出ましになる機会が増えているとはいえ、毎年12月の誕生日には必ず、医師団の見解が公表される。61才になられる今年12月の誕生日も同様の対応になることだろう。
「一時期より回復されていますが、お出ましが続くとお疲れが見えることもあります。今年は夏頃にご体調が揺らいでいるように見受けられたことがありました」(宮内庁関係者)
今年は6月に、チャールズ国王の戴冠式に出席されるためイギリスを訪問された。1週間の滞在中、3日間は国賓としての接遇を受けられた一方、博物館のご見学や在留邦人とのご接見などには陛下がおひとりで臨まれた。
「そうした日程になったのも、雅子さまに過度な負担を強いることがないようにと配慮してのことでした。それでも、長旅のお疲れが帰国後に出てしまわれた」(前出・宮内庁関係者)
1泊2日での地方公務が、いまの雅子さまにとって精一杯のお務めなのだろう。
「雅子さまの人気は絶大です。陛下がおひとりでお出ましになるのと、両陛下が揃ってお出ましになるのとでは国民の反応が違います。それは雅子さまも重々承知されているでしょう」(前出・宮内庁関係者)
しかし、その期待に応えようとされるあまり無理を重ね、以前のように外出すらままならない状態に逆戻りしてしまっては元も子もない。
「ただでさえ皇族の数そのものが減少している現状では、公務の担い手不足が大きな課題になっています。そのうえ、仮に雅子さまが公務に出られないような状況に陥ってしまえば、皇室にとって損失です。体調に心配が尽きない薄氷の状態でなお、雅子さまは隠れた奮闘を続けられているのです」(前出・皇室ジャーナリスト)
そのお気持ちは、必ずや国民の心に響くだろう。
※女性セブン2024年11月28日号