ツアー優勝41回、永久シードの森口祐子プロはこう述べる。
「最近は華やかでいいですね。私が現役の頃から前夜祭はありましたが、服装はもう少し堅くてジャケットが多かった。当時から“変身”という感じでヘアスタイルも変えて楽しむプロもいたけど、ギリギリまで練習をしたがるプロも少なくなかったですね。それがだんだん変わってきて、トーナメントを支えていただいているスポンサーへの感謝の気持ちとしてプロアマや前夜祭を大切にする意識が高まった。だから前夜祭で綺麗にドレスアップする傾向にあるのでしょう。
ただ、ハイヒールを履いている選手を見ると、『足をケガしなければいいけどな』と心配することも……。ファッショナブルなゴルフウェアも含めてトータルファッションという点では脱帽。いいことだと思います」
シーズン終了後の12月に開催され、年間優秀選手などを表彰する『JLPGAアワード』では、着物やドレスなどさらに着飾ったプロたちが登場する。シーズンオフが待ちきれない。
取材・文/鵜飼克郎
※週刊ポスト2024年11月29日号