「アニメキャラが好き」というストーリー
“バジさん”は前出の「東京リベンジャーズ」のキャラ・場地圭介のことと思われる。なぜ弁護人は突如、アニメキャラの話をしたのか。傍聴をしていたライターが語る。
「弁護人側は、瑠奈被告のミーハーな部分、アニメ好きな部分を強調したかったのではないでしょうか。それには、理由がある。
犯行時に瑠奈被告が着用していたとされるサバイバルゲーム用のゴーグルは、修被告が瑠奈被告と一緒に買ったものだとされる。他のサバゲーのアイテムは押収された物品から全く出ないので、修被告が犯行のために用意したのではと裁判官から指摘されているんです。
それに対し修被告は『一緒に買い物をしてる時に、瑠奈に“これつけたらかっこいい”という趣旨の話をされて、買い与えた』として、こう続けた。
『(瑠奈は)ゴーグルをつけることで、かっこいいアニメキャラになれるとか、自分の魂が強くなるような気持ちになる』(修被告)。大量に持っていたドールや、多重人格の話も合わせて、“アニメキャラに憧れていた”というストーリを作りたかったのかなと推測される」
来年1月に自身の初公判を控えている修被告だが、札幌地裁が保釈を決定したことも明らかになった。
浩子被告の次回公判は、12月12日が予定されている。