国内

《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか

弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)

弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)

 わずか1か月半前に手術を受けられた美智子さまが、立ち上がって、自らの足で歩かれる姿は驚きをもって受け止められた。つらいリハビリに励まれ、驚異的な快復を見せられた美智子さまの胸中には、かつて訪問が果たせなかった「約束の地」へのお気持ちがあった。

 日本と韓国の間で「基本関係に関する条約」が結ばれて国交が正常化したのは、1965年のこと。それから60年の節目を来年に控え、いまでは両国を年間900万人以上が往来している。だが、飛行機でわずか2時間足らずの“いちばん近い隣国”は、美智子さまと上皇さまにとっては途方もなく遠い地だった──。

 美智子さまは11月16日、薨去された三笠宮妃百合子さまの弔問のため、上皇さまとご一緒に三笠宮邸を訪ねられた。同じ赤坂御用地内とはいえ、ご移動には車を利用。車寄せで車を降りた美智子さまは、黒い杖をつきながら、自らの足で歩かれた。

「もちろん、決して軽い足取りではありませんでしたし、上皇さまの助けを借りていらっしゃいました。ただ、手術から1か月半しか経っていないなかで、車椅子を使用されていなかったことにはとても驚かされました」(皇室記者)

 美智子さまがお住まいの仙洞御所で転倒され、右大腿骨を骨折されたのは10月6日だった。翌日東大病院に入院し、転倒から2日後の8日早朝に大腿骨の骨接合術を受けられた。

「手術もリハビリも早いに越したことはありません。高齢での脚の骨折は、その後の生活に大きな影響を与えます。痛みがあるからと寝ているとすぐに筋力が低下し、そのままでは“寝たきり危機”にさらされます」(整形外科医)

 一説には、1日ベッドの上で安静にしているだけで、1~3%筋力が低下するとされる。海外のデータでは、大腿骨骨折から1年後には、6割が移動や食事、排泄といった日常動作のどれかができなくなっていたという。

「そういった予後の実態をご存じだった美智子さまは、手術翌日にはリハビリを開始されました。朝夕2回のリハビリ時、上皇さまから励ましの言葉をかけられることもあったそうです。早くもご自身の足で力強く歩かれているのは奇跡的な再起と言える。美智子さまが壮絶なリハビリを乗り越えられた結果なのでしょう」(前出・皇室記者)

関連記事

トピックス

佳子さまと愛子さま(時事通信フォト)
「投稿範囲については検討中です」愛子さま、佳子さま人気でフォロワー急拡大“宮内庁のSNS展開”の今後 インスタに続きYouTubeチャンネルも開設、広報予算は10倍増
NEWSポストセブン
「岡田ゆい」の名義で活動していた女性
《成人向け動画配信で7800万円脱税》40歳女性被告は「夫と離婚してホテル暮らし」…それでも配信業をやめられない理由「事件後も月収600万円」
NEWSポストセブン
大型特番に次々と出演する明石家さんま
《大型特番の切り札で連続出演》明石家さんまの現在地 日テレ“春のキーマン”に指名、今年70歳でもオファー続く理由
NEWSポストセブン
NewJeans「活動休止」の背景とは(時事通信フォト)
NewJeansはなぜ「活動休止」に追い込まれたのか? 弁護士が語る韓国芸能事務所の「解除できない契約」と日韓での違い
週刊ポスト
昨年10月の近畿大会1回戦で滋賀学園に敗れ、6年ぶりに選抜出場を逃した大阪桐蔭ナイン(産経新聞社)
大阪桐蔭「一強」時代についに“翳り”が? 激戦区でライバルの大阪学院・辻盛監督、履正社の岡田元監督の評価「正直、怖さはないです」「これまで頭を越えていた打球が捕られたりも」
NEWSポストセブン
ドバイの路上で重傷を負った状態で発見されたウクライナ国籍のインフルエンサーであるマリア・コバルチュク(20)さん(Instagramより)
《美女インフルエンサーが血まみれで発見》家族が「“性奴隷”にされた」可能性を危惧するドバイ“人身売買パーティー”とは「女性の口に排泄」「約750万円の高額報酬」
NEWSポストセブン
現在はニューヨークで生活を送る眞子さん
「サイズ選びにはちょっと違和感が…」小室眞子さん、渡米前後のファッションに大きな変化“ゆったりすぎるコート”を選んだ心変わり
NEWSポストセブン
悠仁さまの通学手段はどうなるのか(時事通信フォト)
《悠仁さまが筑波大学に入学》宮内庁が購入予定の新公用車について「悠仁親王殿下の御用に供するためのものではありません」と全否定する事情
週刊ポスト
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”の女子プロ2人が並んで映ったポスターで関係者ザワザワ…「気が気じゃない」事態に
NEWSポストセブン
すき家がネズミ混入を認める(左・時事通信フォト、右・Instagramより 写真は当該の店舗ではありません)
味噌汁混入のネズミは「加熱されていない」とすき家が発表 カタラーゼ検査で調査 「ネズミは熱に敏感」とも説明
NEWSポストセブン
船体の色と合わせて、ブルーのスーツで進水式に臨まれた(2025年3月、神奈川県横浜市 写真/JMPA)
愛子さま 海外のプリンセスたちからオファー殺到のなか、日本赤十字社で「渾身の初仕事」が完了 担当する情報誌が発行される
女性セブン
昨年不倫問題が報じられた柏原明日架(時事通信フォト)
【トリプルボギー不倫だけじゃない】不倫騒動相次ぐ女子ゴルフ 接点は「プロアマ」、ランキング下位選手にとってはスポンサーに自分を売り込む貴重な機会の側面も
週刊ポスト