「2021年のシアター上野と同じ」
この「東洋ショー劇場」の常連客であり、今年公開されたストリップをテーマとした映画『りりかの星』のプロデューサーを務めた太田耕耘キ氏が語る。
「私は大阪の尼崎出身で、父親が『天満東洋ショー劇場』に通っていたことから、いつか自分も行ってみたいと高校卒業した18歳の時に初めていったストリップがここでした。東洋ショーは今回で3度目の摘発ですね。2007年6月、2012年11月にも摘発、そして今回。もう劇場の摘発は順番なんですよ。
2021年の東京五輪前の『シアター上野』の時のように今回は大阪万博前だからってことで『東洋ショー』でしょ。上野の時もこれまでの劇場の摘発の時もそうでしたが、大体は刑事たちが劇場内に潜んでいて、下半身を露出したタイミングで御用となるんですよね。劇場いじめとしか思えない摘発ですね。これまで半年近くの営業停止を2度もくらわして、それでもなんとか生き延びて細々と経営してきた劇場に対して酷すぎると思います」
全国のストリップ劇場にとっては心配なニュースだろう。