「バイトっていうのは周りに言わないほうがいいよ」
A子さんはこのクリニックで数日、さらに投票日の直前期に数日、手伝いに行ったという。クリニックではタイムカードで打刻をし、投票日の直前期には所定の場所に着いたタイミングでSNSで小林容疑者に報告することで、“バイト”の時間を記録していたという。「実はまだお金は受け取っていません」という。
「シール貼りをしている途中で、小林さんから『実はこのバイトってあんまりしちゃいけないんだよね』と言われた。『だから、バイトっていうのは周りに言わないほうがいいよ。周りに聞かれてもボランティアだって言ってね』と。
私はなんとなくグレーなのかなと思いましたが、公職選挙法についてもよく知らなかったので、あまり深く考えずに活動を続けてしまいました……」
そして投開票日直前、A子さんは物議を醸したビラ配りに参加することになる——後編記事では、小林容疑者が女性スタッフたちにノリノリで提案した“スケベ戦略”、そして最終日に田淵容疑者がスタッフたちに言い放った「まさかの一言」について詳報する。
(後編に続く)