苦情の陰でスーパーへは応援の声も
一方で、被害に遭ったスーパーの運営会社『株式会社伊徳』には暖かいエールが送られている。
12月3日、同社は公式のXアカウントで「いとく土崎みなと店をご愛顧いただき誠にありがとうございます。この度の熊の被害により、多くの方々にご心配とご不便をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます」と投稿するとともに、同月7日から被害店舗が営業再開することを発表。するとこの投稿が1万5000人以上からリポストされ、インプレッション数(X上で投稿が表示された回数)は480万回以上(12月5日13時時点)にのぼっている。
350件以上の返信があるコメント欄を見ると、県内に住んでいると思われる人たちから「イトクさん、がんばって!」「今年はこちら(『伊徳』のオンラインストア)からお歳暮用のきりたんぽ買いました」と励ましの声が多く寄せられている。また中には県外在住と思われる人から「被害に遭った側なんだから、謝らないで」「命が助かってよかった」などと同社の被害を気遣うような書き込みもあった。
この反響を受けて4日、同社はX上で再び投稿し感謝の気持ちをこう述べている。
〈この度のいとく土崎みなと店の熊の被害に際しまして、多くの温かい励ましのお言葉やコメントをお寄せいただき、誠にありがとうございます。
本来であれば一つ一つにお返事を差し上げるべきところではございますが、いただいたメッセージの数が想像以上に多く、個別にお返事することが難しい状況です。何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
この励ましを力にオープンに向けて引き続き準備して参ります。今後ともよろしくお願いいたします〉
クマには気をつけながら、これからも“県民を支えるスーパー”であってほしい。