「ハッピーになりました」と語る西内
自分を狙うカメラマンにかけた「言葉」
今回のドラマでは、財閥令嬢・蘭役を務める西内。ビジネスマンの夫・明(笠松)と結婚したが、夫は秘書との不倫を繰り返し、裏で妻の殺害と財閥の乗っ取りを画策していた——このストーリーに西内は、「これまでの経験で得た強さが、今回の役にすごく通じていると思う」と言う。
「正直、表現者としての活動を続けるかどうかも悩みました。これまでもオーディションを受けたことがあったんですが、『自分にまた機会はあるのかな?』と悩んだこともありました。でも今回、この役に出会って『これは演じたい』と心から思えた。今年に入ってから考え方が変わって、ある種吹っ切れたというか、とっても前向きに、ハッピーになれています」
個人事務所を立ち上げて7年目の西内だが、「私自身も、映像をつくりたいと考えていた。映像を届けるという仕事にはこれからももっと携わっていきたい」と前向きに語る。前出・芸能関係者の話。
「14歳で芸能界デビューした西内さんはその後、写真週刊誌の格好のターゲットになっていきました。業界に揉まれ、本人も思うところはあっただろうが、根はとても“いい人”。当時、連日のように自宅前で張り込みをしていたカメラマンが、西内さんに気遣われるように『お疲れ様です』と声をかけられることがあったそうです。紆余曲折を味わって得た経験は、今後の女優業に活かされることでしょう」
西内まりやは、まさに「殺せない」女優なのかもしれない。