安倍政権の秘書官が都の参与に
一方で小池氏は国会運営に四苦八苦する石破茂首相とも長年の”盟友”だ。自民党が野党時代、谷垣禎一総裁の下で石破政調会長、小池総務会長として苦しい時期にともに執行部を担った。会見でも石破首相のことを「気心の知れた仲」と語っている。そのうえ、公明党とも都政や都議選で協力関係にある。
「11月には安倍政権で首相秘書官などを務めた今井尚哉氏を新たに都の参与に起用。今井氏のパイプも活かして“国政にモノを言う”つもりでしょう」(自民党関係者)
小池氏は7月の都知事選で3選を果たし、「国政復帰を諦めた」と見られていたが、総選挙での自公敗北と“弟子”の玉木氏が率いる国民民主の躍進で、政界のキーマンとなった。「自公+国民」による新たな国政の枠組みを動かす“影の女帝”となるのか。