「第2のサッチー」と呼ばれて
安藤:私はジャイアンツの選手は怖くて声がかけられなかったです。日テレさんとジャイアンツの選手が懇意にされているのを横目で見ていました。でも、ヤクルトの選手は声かけ放題(笑)。何より先輩たちのご主人がいらっしゃいましたから。古田敦也さんや、元フジテレビの木佐彩子アナの夫・石井一久さんがそうです。コーチ陣や選手の皆さんも本当に優しかったですね。そういえば中井さんは古田監督が誕生したとき、「第2のサッチー(野村克也さん夫人の沙知代さん)」と言われましたよね。
中井:明石家さんまさんが面白がってそう言っていたんですけれど、沙知代さんからは「自分の夫の面倒は自分でみなさい」ぐらいしか言われませんでしたね。一方、ジャイアンツでは監督の奥様が“奥様会”を主宰していらして、料理教室をはじめさまざまなレクチャーがあったとか?
関谷:たしかにハワイの優勝旅行に長嶋茂雄さん夫人の亜希子さんがいらしていて、他の奥様たちが気を遣っている印象はありました。でも亜希子さんはサバサバされていて、「私はそろそろ、ずらかりますわ~」とか仰ってフェードアウトされて……。丁寧語に“ずらかる”をミックスされるところは、さすがはミスターの奥様だと忘れられない一言ですね。