中堅芸人を審査員に大量抜擢
審査員に松本と富澤という定番の2人が出られないとなると、残念な気持ちを抱く視聴者も多いだろう。そこで運営サイドは「中堅芸人の審査員を増やして、審査員総数を増やす」という方針に切り替えたという。
「ここ数年、審査員の数は7人でしたが、必ずしも7人と決められているわけではありません。たとえば再開1年目の2015年は『NON STYLE』石田明、『フットボールアワー』岩尾望、『パンクブーブー』佐藤哲夫、『笑い飯』哲夫、『チュートリアル』徳井義実、『ますだおかだ』増田英彦、『ブラックマヨネーズ』吉田敬、『中川家』礼二、サンド富澤といった過去大会の優勝者9人が審査員を務めました」(同前)
昨年は海原が初めて審査員に加わり、大会史上初の「女性審査員2名」と話題を呼んだことも記憶に新しい。今回は20回という節目もあり、「新しい風」を吹かせたいのだろうか。審査員に選ばれたという中堅芸人は驚きの顔ぶれだ。
「今年は2015年で審査員を務めたノンスタ石田が復帰します。NSC(吉本総合芸能学院)で講師を務め、今年は漫才論を語った書籍も発売するなどの根っからの“漫才オタク”で妥当でしょう。
目玉は『オードリー』の若林正恭と『かまいたち』の山内健司になるのではないか。人気も知名度も抜群ですが、どちらもM-1では決勝戦で涙を飲み優勝を逃している。彼らがどう点数をつけるのかに注目が集まります」
審査員は12月15日に発表される予定だ。過去最多となる1万330組がエントリーした今年の大会から目が離せない。