注目を集めていた進学先がついに決まった。12月11日、宮内庁は秋篠宮家の長男・悠仁さまが筑波大学に「推薦入試」で合格したと発表した。
「キャンパスの豊かな自然に惹かれたそうです。進学される生命環境学群生物学類は『国内最大規模の生物学科』を謳うほど研究環境が整っている。今年8月には国際会議で論文を発表するなどして知見を深めてきたトンボ研究を入学後も続けるのでしょう」(宮内庁担当記者)
4月には大学生活が始まるが、早くもその後の進学先に注目が集まる。
「秋篠宮さまは11月25日の会見で、悠仁さまが見聞を広め、専門である自然誌分野の研究を深めるため『海外で学ぶ機会を得てほしい』と発言した。海外留学を強く望んでいるようです」(同前)
留学先の有力候補と見られているのはイギリスだ。
「天皇陛下も秋篠宮さまも学習院大卒業後、英オックスフォード大に留学された。文庫化された著書がベストセラーとなった三笠宮彬子さまも同大に留学し女性皇族初の博士号を取得。悠仁さまの2人の姉を含め、多くの皇族方がイギリスに留学しているのは、英王室との深い交流の歴史が背景にあるからでしょう」(同前)
だが、進学先が筑波大になったことで新たな留学先候補が浮上している。それがマレーシアだ。
今年9月、筑波大は国立大初の海外分校をマレーシアに開校。現地で日本の学位を取得できることもあり、「悠仁さまはマレーシア分校に留学するのではないか」(同前)と言われているのだ。別の宮内庁担当記者がその背景を語る。
「秋篠宮家とマレーシアには縁があるんです。秋篠宮さまと紀子さまは、出会いのきっかけである学習院大学の『自然文化研究会』のサークル活動でマレーシアに調査旅行に出かけ、親交を深めました。またマレーシア王室と皇室は古くから交流があります。
加えてマレーシアは“昆虫の宝庫”と言われています。多種多様な生態系が見られるとあって、昆虫専門家にとっての聖地のひとつだそう。こうした点も関心を引いているのではないか」
日本からの留学について筑波大に聞くと、「今年度の入学者はほとんど現地学生でしたが、今後徐々に日本の筑波大学とマレーシアの分校との交流を盛んにしていこうと考えております」(広報担当)と回答した。
宮内庁にも聞いたが、「お答えは差し控えさせていただきます」(総務課報道室)とのこと。マレーシアが悠仁さまのトンボ研究のフィールドになる日は来るか。
※週刊ポスト2024年12月27日号