伸康氏がA子さんとの交際を認めたことを伝えると、二階氏は「知りません」と答え、A子さんが選挙中に応援に来て伸康氏のマンションに宿泊していたことも、「知りません」。そんな伸康氏を後継者に指名したことをどう思うかを問うと、不機嫌な声でこう語った。
「そのことの事実も知らないですから、なんともお答えのしようがありません。なんか心当たりあるかっていう程度のことは(伸康氏に)聞いてみますがね、それ以上のことは興味もありません」
伸康氏に事情を聞くと口にしたので、翌日、二階氏に改めて取材すると、「伸康と話ができていない。事実関係がわからないので答えられない」の一点張りに。
さらに事務所を通じて送った二階氏宛の質問書には、伸康氏の名前でこう文書回答があった。
〈妻も仕事をしていることから、この2年近く首都圏と地元の別居生活を続けて参りましたが、今後、地元でともに生活する事が困難であることから、離婚に向けた協議をして参りました。
既に当事者間において離婚の合意をしている事から、手続きを進めているところです。
この度は、私のプライベートに関わる事項においてお騒がせを致していること深く、深くお詫び申し上げます〉
広島旅行の8月時点で離婚に合意していたのか、そうであればなぜ今なお離婚していないのかを重ねて問うたが、締め切りまでに回答はなかった。伸康氏の夫人に離婚を合意しているかをぶつけると、「色々な可能性のあるプライベートなことなのでご容赦ください」とするのみだった。