1月3日の復路・大手町のゴールまで手に汗握る展開なら、これ以上ない盛り上がりとなる。
「そうした意味では上位を引っかき回す中央大の存在は重要だし、シード権争いも面白い。立教大が箱根でシード権を取れば63年ぶりの快挙。そんな楽しみもあります」
レジェンドも期待に胸を膨らませている。今回の箱根路にも、熱いドラマが待っていそうだ。
(前編から読む)
【プロフィール】
瀬古利彦(せこ・としひこ)/1956年、三重県生まれ。高校時代はインターハイで800m、1500mで2年連続二冠を達成。早稲田大学では箱根駅伝で4年連続して「花の2区」を走り、3、4年次では区間新を更新。大学時代からマラソンでも活躍し、国内外のマラソンで戦績15戦10勝。現在はDeNAアスレティックスエリートアドバイザーとして活動する。
※週刊ポスト2025年1月3・10日号